受験と聞けば、「論文」や「小論文」は必ずといっていいほど付きまといます。

文章が得意な人には有利ですが、そうでない人には頭を抱える課題ですよね。

そんな中でも、「論文」といわれるよりも「小論文」といわれる方が、「気が楽だ」という話を聞きます。

それは、きっと「小論文」の方の字数が少ない(短い)イメージがあるからではないでしょうか。

「イメージ」というのは、確かに大切ですが、本当はどう違うのでしょう。

「論文」と聞くと、「卒業論文」や「研究論文」など、もの凄く難しく、膨大な印象があります。

確かに、「卒業小論文」などとは聞きませんね。

「論文」と「小論文」の違いは、文字数(文章の長さ)の違いだけでしょうか。

調べてみたいと思います。

論文 小論文 違い

「論文」について

「論文」とは、「学術論文」ともいわれ、実験や膨大な資料などの内容を、角度を変えて様々な考えを巡らし、順序立てて自分の考える理論や理屈を織り交ぜますが、「私は違う」などという意見の入り込む余地はなく、事実(現象や結果)に基づき書くもので、文字数や時間に制限がない(「卒業論文」などは、提出期限がありますが、「小論文」と比べれば遙かに余裕がある)ことも多い様です。

「小論文」について

「小論文」とは、主に与えられた課題(テーマ)に沿って、今まで学んだ知識や経験などを参考にして、順序立てて自分自身の自由な考えや感想を織り交ぜながら、書き上げるものの様です。

ただし、完成時の文字数が決められていることが多く、一度(時間内)で書き上げなければならない様です。

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「論文」と「小論文」について

「論文」には、3種類あります。

  1. 学位請求論文:各位の取得のために書く
  2. 論文試験:大学や国家試験などで出題される
  3. 小論文:入試や入社試験などで出題される

こうして見てみると、「小論文」は、「論文」の中に含まれていることが分かります。

「論文」は、「内容」に対して評価され、「小論文」は、「正しく筋の通った文章になっているか」や、[て・に・を・は]を間違わないで書けているか」など、「文章力」を評価されるものの様です。

まとめ

「論文」と「小論文」の決定的な違いは、「評価される基準」の様です。

そして、「自分は違うといえる自由の有無」と「制限時間の長短」など、同じ括りといいながら、たくさんの違いがありました。

日常生活の中では、ほとんど縁のない「論文」と「小論文」ですが、いつの日か、必要になった時は、参考にしてくださいね。

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