皆さんは、「スピーチ」や「祝辞」を頼まれた経験はありますか。
私の周りには、意外とたくさんいて、でも、聞くたびに「スピーチ」だったり「祝辞」だったり、言葉が違う時がありました。
きっと、話す人はどちらも同じ意味だと思って伝え、こちらも違和感なく、同じ意味だと捉えているのです。
この2つの言葉「スピーチ」と「祝辞」には、違いがあるのでしょうか。
結婚披露宴などの場合は「スピーチ」といいますが、卒業式などの場合は、「祝辞」といいますよね。
この場合の違いは、どちらも「おめでたい場合」です。
強いていうなら、結婚披露宴は、友達や親戚など笑いがあっても良い緩やかな感じですが、卒業式などは、場内が静まり返って、咳払いでさえ響き渡るほどです。
私が感じる違いは、使われる場所や場面で使い分けられるのではないかと思うわけですが、本当は、どういう違いがあるのでしょう。
「スピーチ」と「祝辞」の違いについて調べてみます。
「スピーチ」と「祝辞」の辞書の意味について
「スピーチ」の意味
「スピーチ」には、「祝辞」という意味はなく、「演説」や「長い台詞」、「話し方」や「話し振り」などの意味でした。
「祝辞」の意味
「祝辞」は、文字通り「お祝いの言葉」や、「祝詞(シュクシ)」の意味でした。
「スピーチ」と「祝辞」の違いについて
調べた結果、「スピーチ」と「祝辞」は同じ意味でした。
結婚披露宴などのお祝いの場合は、「新郎と新婦に向けたお祝いの言葉」ということです。
「友人からの祝辞」や「両家代表からの祝辞」などという言い方もしますが、内容は、「スピーチ」と変わらない様です。
ただし、現在、「祝辞」は、「主賓」に対して使う言葉で「始まりの言葉」ですので、年配者が担当する場合が多く、乾杯の前にお願いする様です。
また、「スピーチ」は、食事も半ば、特に余興の場面になった時には、緩い印象や、楽しい印象のまま移行できる様に、「スピーチ」の方を使う様です。
まとめ
「スピーチ」と「祝辞」の違いについて、「意味に違いはないので、あまり難しく考える必要はない」そうですが、実際に使う時は、「主賓=祝辞」、「友人など=スピーチ」と区別されて使われている様でした。
もちろん、主催者の考え方や話し合いによって、始めから終わりまで「祝辞」で通してもかまわない様ですが、始めから終わりまで「スピーチ」で通すことは、なさそうです。
なお、「卒業式」などでは、あの場の雰囲気と来賓の年齢や立場などを考慮して、「祝辞」で統一されているものと思われます。
「スピーチ」と「祝辞」の違いをイメージして、確認しておくのが良いでしょう。
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