大分県にある《湯布院》と《由布院》。
近くに住んでいるならまだしも、温泉旅行に行ってみたいな、くらいの距離になってしまうとまったく違いが分からない、という人が多く存在します。
私も実はその一人でした!
という事で今回は、“湯布院”と“由布院”にはどのような違いがあるのかについてまとめました。
湯布院と由布院って同じ場所?
湯布院は昭和30年に、由布院町と湯平村が合併して誕生した地名です。
由布院はその中で湯平町を含まない地名のことをいいます。
湯布院と由布院の違いや使い分け
『合併してできた地名であれば、違いはないのでは?』と思いますよね。
実際、“湯”と“由”が合体しただけなのです。
本来であれば人口の多い由布院町に地名を合わせるべきなのですが、昭和30年前には『湯』がつく地名はありませんでした。
湯、という字を入れることで湯平村の人たちへの配慮と、温泉の観光地として“湯”の町であることのアピールで湯布院という名前になりました。
しかし、平成17年10月に庄内町、狭間町、湯布院町が合併したため、今は由布市になっています。
ただでさえ湯布院と由布院があったのに、そこに由布市が加わって混乱する人が増え使い分けが難しくなったので、今はひらがなで『ゆふいん』と表記される場所も多くなりました。
昔からあるものは由布院と表記されています。
新しいもの、町全体を表すもの、たとえば観光協会や映画まつりなんかは『湯布院観光協会』、『湯布院映画まつり』となっています。
湯布院町の時に作られたインターチェンジも、『湯布院インターチェンジ』と表記されています。
どちらかといえば湯布院の方が有名ですが、旧由布院町の由布院温泉は今でも『由布院温泉』と表記されています。
正しくは湯布院温泉という温泉はない、ということですね!
まとめ
今回は“湯布院”と“由布院”の違いについてまとめました!
湯布院とは、由布院町と湯平村が合併してできた自治体のことです。
温泉地では由布院温泉はそのまま残されていますが湯布院温泉というものはありません。
しかし自治体名が湯布院になったので、湯布院温泉と表記されるものが増えていきました。
いまはさらに庄内町、狭間町が合併して由布市になっています。
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