一般的な中学・高校で勉強したのは化学ですよね。
しかし、大学の学部には○○科学学部など、もう一つの「カガク」が…!
科学と化学って具体的に何が違うんだろう?と誰しもが一度は気になったことがあると思います。
今回は「科学」と「化学」の違いについてまとめてみようと思います。
科学と化学の違いは対象になるものの違いにあった
二つの「カガク」を英語で表すと、科学=science、化学=chemistryとなり、日本語では同じ発音でも、英語になるとそれぞれ意味が異なることがわかりますよね!
ここの違いは、対象となるものにありました。
まず科学とは
科学に使われる「科」という文字は区分けやルール、規則を意味しています。
つまり、人間、自然、社会などいろいろな事象を対象に、実証的に研究されて一般的な原則やルールに基づいて系統を立てる学術の体系を指しています。
数学も物理も科学の一部に分類されるんです!
また、対象が人ならば「人文科学」、自然なら「自然科学」、社会なら「社会科学」と呼ばれています。
大学の学部にありそうな名称ですよね!
また、状況によっては自然科学のことを大きく科学と呼ばれることも多いそうです。
では化学とは
化学は、通称「バケガク」とも呼ばれており、学生時代に行った理科の実験はこちらのカガクのことを指していますね!
対象となるものは、様々な物質。
その分子や原子レベルの成分や性質の変「化」を実験・研究し、その反応を扱う学術の体系のことを指しています。
対象が生物の「生化学」、有機物の「有機化学」、無機物の「無機化学」などがあります。
でも実は、厳密にいうと化学は自然科学のひとつとして分類されているんです。
まとめ
科学という大きなくくりの中に化学という細かなジャンルが存在しているということがわかりました。
理系が苦手な方には少し難しいお話しかもしれませんが、科学は理科全体のことを示していて、その中で更に物質が変化することを学ぶものが化学と覚えてしまえば、区別がつきやすいかもしれませんね!
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