世の中の全てには、呼び名がついています。
もちろん私達にも呼び名がついていて、当たり前の様に、今でも呼ばれているし、時に人からは、「名前は?」とか「氏名は?」と聞かれます。
私は、どちらを聞かれても、フルネームで答えますが、皆さんはどうですか。
「名前」と「氏名」の2種類があるということは、答え方にも2つあるということでしょうか。
もしそうなら、その違いは、何でしょう。
物の呼び方は「氏名」とはいいません。
「氏名」は、生き物に使う言葉でしょうか。
ですが、考えてみると、ペットにも「氏名」は使いませんよね。
何だか、「名前」と「氏名」には、深い意味がありそうです。違いについて調べてみます。
「名前」について
・「名前」の辞書的な意味
人や世の中の色々を区別するために付けられた呼び名を意味します。
①「名字」に対しての「名前」
「○○ちゃん」、「○○さん」
②人に対しての「名字+名前」
「○○+△△」
③一般的な呼び名
動植物、ペットなど
④固有名詞としての呼び名
山、学校、駅など
・「名前」の意味
調べによると、人や世の中の色々を区別するために付けられた呼び名は、現実の生活に不可欠な記憶となって、その呼び名が付いたものとの対話や関わりの基(きっかけ)になるもの、とありました。
「氏名」について
・「氏名」の辞書的な意味
「氏名=しめい」は、「氏+名=うじ+な」とも読み、「氏=名字」を、「名=名前」を現わしています。
「うじな(氏名)」とは、その人の家系や家族も示しています。
・「氏名」の意味
この社会で生きていく上で、ほかとは違うはっきりと区別された個々の呼び名を意味します。
言い方としては、「姓名」、「名字と名前」、「名前」などもあります。
日本では、「氏名」は、フルネーム(=full name)を意味します。
海外では、「フルネーム(=full name)」の概念がそれぞれ違っていて、日本の様に「名+氏(=親権者や世帯主)」の組み合わせもありますが、「氏の意味」よりも父や母の名前を自分の名前の中に入れたり、「氏」がなく、名前だけの場合もある様です。
まとめ
調べた結果は、「名前」と「氏名」は、一見同じ様に見えて、使われる場所や場面で使い分けられている様でした。
「名前」は、呼び名や愛称などや、地域や学校など、親しみを込める場面で、「普段使い」されるものでした。
一方、「氏名」は、書類上や面接など、「きちんとした場所(固い場所)」で使われるものでした。
また、日本での「氏名」には、「その人の家系や家族を示す」という大きな意味もありました。
色々調べて、「名前」と「氏名」の違いが分かっても、生活している中では、「お名前は?」と聞かれても、「ご芳名((ホウメイ)=氏名)は?」と聞かれても、ちゃんと対応できるでしょうか・・・。
ですが、「名前」と「氏名」には、はっきりした違いがあるということは覚えておきたいですね。
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