金融業界については詳しくなくても、著名な投資家ウォーレン・バフェット氏の名前や大企業が名前も知らない小さ会社に出資したニュースを目にすることがあります。
出資や投資と聞くと別世界のことと思われている方も多いでしょうが、数年ごとに投資ブームが起こるほど、投資は身近な存在となっています。
第三者に資金を出すことでは同じ出資と投資ですが、それぞれに違う意味を持っています。
ここでは、出資と投資の違いについてご紹介します。
投資の中の出資
個人や国、企業の成長や成功によるリターンを期待して資金を出すことが投資です。
さまざまな種類があり、株式投資や債券投資、カントリーファンドや通貨投資などが挙げられます。
企業の成長や成功を期待して資金を提供することを出資と言います。
代表的なものでは株式投資があり、このため出資は投資活動の一部または同じと捉えて良いでしょう。
次にそれぞれのメリットやデメリットについて見ていきましょう。
投資
企業の成長や成功によるリターンを期待して、株式に資金を出した投資には次のメリットがあります。
株式の値上がりによる収益(キャピタルゲイン)と保有株数に応じた配当収益(インカムゲイン)です。
また株主総会では保有株数に対応した議決権が与えられ、経営陣に対し実権を行使することもできます。
デメリットは、投資した資金は投資先からは直接戻らない点です。
マーケットを通して第三者に売ることはできますが、株の評価金額が低ければ投資額よりもマイナスということになります。
政治社会情勢の不安定や機関投資家の動きによる相場影響を受けやすい点もデメリットの一つです。
出資
企業に対して行う出資は、基本的に投資とメリットやデメリットは同じです。
出資先企業の成長や事業が成功ならばリターンを得ることができますが、経営不振や事業失敗では資金は戻りません。
まとめ
ここまで、出資と投資の違いについて紹介してきました。
出資は投資と同じで、出資先の成長や成功によるリターンを期待して資金を出すことでしたね。
キャピタルゲインなど十分なメリットがある反面、事業失敗など資金が戻らなくなるリスクもあることをお伝えしました。
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