病院や医院など先生に診てもらったことを家族などに話す場合、「医者と話をした」と「医師と話をした」のどちらの言い方を使いますか。

私の場合は、「医者と話をした」の方です。

子供の頃から「病院などの先生=お医者さん」という言葉に馴染みがあるせいか、「医師」という言葉は、私には言いにくい言葉になっているのかも知れません。

ですが、時々、「医師の診断では・・・」などの言い方を聞くことがあります。

「医者」と「医師」には、違いがあるのでしょうか。

「医者」と「医師」の言葉を考えた時、その違いは「者」と「師」です。

「者」には、「その道のプロ」という意味が、「師」には、「専門家」という意味があるらしいのです。

私には、やっぱり「その道のプロ=専門家」の様に思えます。

もっとよく調べてみないと、「医師」と「医者」の違いを見つけられないかも知れません。

調べてみましょう。

医者 医師 違い

「医者」と「医師」の意味

「医者」の意味

国家資格(医師免許)を持っていて、現実に治療や診療を仕事にしている人(臨床医)

「医師」の意味

  • 国家資格(医師免許)を持っている人を指す
  • 国家資格(医師免許)を持っている人の法律用語
  • 国家資格(医師免許)を持っていて、治療や診療ができる人

「医者」と「医師」の違い

日本では、「医師」は全員、「国家資格(医師免許)」を持っていて、この資格がなければ病気の治療も診療もしてはいけません。

私達は、「医者」も「医師」も同じ意味に捉えています。

突き詰めると、「医師」の中には、研究医(医学の基礎を支える)、監察医(解剖などで詳しく原因を調べる)、法医学者(法医学を研究しながら、解剖などで原因も調べる)などがありますが、私達からは縁遠い存在なので「医者」とはなかなか呼ばない様です。

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「医者」と「医師」の関係

「医者」という言葉の中に、「医師」という言葉があると言語学的には見ている様です。

また、「医者」という言葉には、私達にとって親しみがあり温かさを感じる印象があり、「医師」という言葉には、治療や診療にプライドを持って向き合う印象がある様です。

まとめ

調べてみて、「医者」と「医師」のこの2つの言葉について、日本に暮らす私達は、特に区別をしているわけではありませんでした。

「医師」は「医者」の括りの中にあり、上記の様な特殊な例を除けば、私達にとって、たいした違いはありません。

強いていうなら、口に出して話す場合(口語体)は「医者」で、文章や診断書などに書かれる場合(文語体)は「医師」となる様です。

「町医者」や「ヤブ医者」など、私達に馴染みがあるのは、やっぱり「医者」の方ですね。

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