《ながい》という言葉を聞くと、“長い”を思い浮かべる人の方が多くいます。
では、『末ながくお幸せにね!』という言葉を相手に言いたいとき、漢字では長いと永い、どちらを使えば良いのでしょうか?
いざ文字に起こそうとすると意外と困ってしまう漢字の違いですよね。
ということで、今回は“長い”と“永い”はどのような違いや使い方があるのかについてまとめました!
長いと永いの意味
長いとは、二つのものの間にある隔たりが大きいことをいいます。
ある時からある時までの時間の隔たりが大きいことも表します。
“長い”は時間に限りがあります。
永いとは、永久に続く様子であることを表しています。
時間に限りのない時に使います。
長いと永いの違いや使い分け
長いも永いも、時間の長さを表すことが分かりました。
とはいえ、これではいまいち違いが分かりにくい!という場合は、英語にしてみましょう!
長いはlong、永いforeverといいます。
Foreverには永遠に、という意味があるので、冒頭でお話しした『末ながくお幸せに!』は『末永く』と書きます。
これが末長く、になってしまうと『終わりがくるけど長い時間お幸せに』ということになってしまいます。
髪の毛は、長いと書きますよね。
永いだと永久に伸び放題になって困ってしまいます。
また、プロ野球でよく使う《永久欠番》は、著しく活躍をした選手を讃えるため、その選手の背番号を永久に欠番し、誰も使えないようにすることをいいます。
2016年にはニューヨークヤンキースの1桁台の背番号がすべて永久欠番になりました。
日本で言うと、広島東洋カープの黒田博樹選手がつけていた背番号15番が永久欠番になりましたね!
長い間ではなく、この先もずっとずっとその人しかつけることができない番号なのです。
まとめ
今回は“長い”と“永い”の違いについてまとめました!
長いは『髪が長い』など時間に限りがあるもの、永いは『末長くお幸せに』な永遠に続いていく様子を表していることが分かりました!
とくに、『すえながく』に関しては使い方を間違うと失礼になってしまうので気を付けましょう。
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