《なれなれしい》という言葉がありますが、どういう漢字を書くのか知っていますか?
慣れ慣れしい、馴れ馴れしい、どっちだか分からなくなりますよね。
このように同じ漢字で分かりにくいものは日本語の中にたくさんあります。
“なれる”という漢字もそのうちの一つです。
ということで今回は、“慣れる”と“馴れる”の違いとはどういうものかについてまとめました!
慣れると馴れるの特徴
“慣れる”とは、経験を積み重ねて不自由なく出来るようになることをいいます。
他にも、その土地の気候やずっと使っているものに対しても使うことが出来ます。
たとえば『引っ越してきてやっとここの気候に慣れてきた』とか、『使い慣れた携帯電話』など、習慣になることをいいます。
馴れるとは?
“馴れる”とは、人に対して親しみを感じ、違和感なく接することが出来るようになることをいいます。
また、動物が人間に対して警戒心を持たなくなる時にもこっちの“馴れる”を使います。
たとえば『病院の先生に馴れてきた』とか、『やっと猫が私に馴れた』という風に使います。
慣れると馴れるの違い
“慣れる”は経験や物事に対して使う漢字で、“馴れる”は人に対して使うことが分かりました。
“なれる”というのは大切な事ですが、当たり前になってしまうとそのものや人に対して雑になってしまう場合があります。
時には失敗を引き起こしてしまうこともあるので、特に人に対しては《親しき仲にも礼儀あり》を忘れないようにしましょう。
さて、冒頭でお話しした『なれなれしい』ですが、漢字では“馴れ馴れしい”と書きます。
常用漢字ではありませんが、“狎れ狎れしい”とも書きますね。
失礼に感じられるほどに親しそうに振舞う、という意味です。
親しみすぎて礼を欠く、という意味もあります。
『初対面なのに馴れ馴れしい』、『最近後輩が馴れ馴れしい』というように使われます。
まとめ
今回は“慣れる”と“馴れる”の違いについてまとめました!
“慣れる”は主観的なもので物事や経験、習慣に対して使われます。
“馴れる”は人に対して、または相手が自分に対して、を表すときに使われます。
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