記入に記載、記述。
どれも何となく同じようなものに感じますが、使い方を間違うと相手に違和感を与えてしまうものです。
ではどう言った時にどれを使えばよいのでしょうか?
今回は記入、記載、記述の違いについてまとめました。
記入と記載と記述
記入とは、決まった書類に書くことをいいます。
よく市役所や区役所なんかに行って書類を書くときは、『こちらの用紙に記入をお願いします』と言われますよね。
決められた紙の決められた場所に文字、数字、チェックなど、その場所にあったものを書くことを“記入”といいます。
記載とは、書いた文章を多くの人の目に触れるものに載せることをいいます。
たとえば雑誌やパズル誌を見ていると、『○○ページに記載』と書いてあります。
これは、「ここのページに記して載せていますよ」と教えてくれているというわけです。
記述とは、文章として書き記すことを表します。
考えを書いて述べる、ということで、もしその文章に間違いがあった場合は『○○の記述に誤りがありました』と訂正されます。
記入、記載、記述の違い
なんとなくわかったと思いますが、ここでそれぞれの違いを見ていきましょう。
文字、数字、マークなどを書くことを記入、それがどこかに載る場合は記載、すべて分奏で表す場合は記述、となります。
もっとわかりやすく例文で書いてみます。
テスト用紙があったとします。
まずは名前や出席番号を《記入》します。
次に、テストの問1『上記に《記載》されている文章を読んで、どう思ったか考えを50文字以内で《記述》せよ』。
という風に使い分けることが出来ます。
これをすべて《書く》にしてしまったら、名前を書く、上記に書かれていることについての考えを書く、と、ややこしいことこの上ないですもんね。
しかもくどいです(笑)
日本語のデメリットは分かりにくい所にありますが、似たような言葉でも分かりやすく表すことが出来るのがメリットですよね。
まとめ
今回は記入、記載、記述の違いについてまとめました。
記入は決まった紙の決まった場所に決まっていることを書くこと。
記載は書いた文章を多くの人の目に触れること。
記述は文章として書き記すこと。
似ているようでちょっとずつ意味が違うのが特徴です。
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