生誕と誕生、実におめでたいような言葉の気がしますが、間違って使っている人が意外と多く見受けられます。

同じ意味だと思われがちですが、ちゃんとした明確な違いがあったのです。

ということで、今回は“生誕”と“誕生”にはどのような意味や違いがあるのかについてまとめました。

生誕 誕生 違い

生誕と誕生の意味

まずは小学国語辞典を使ってそれぞれの言葉の意味を調べていきましょう!

  • 生誕とは、人が生まれること、誕生という意味がありました。
  • 誕生とは、生まれること、新しい物事が出来上がることという意味がありました。

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生誕と誕生の違いや使い分け

生誕も誕生もどちらも生まれること、という意味を持っていますね。

「なんだーじゃあ同じか!」と言われると、そうではありません。

ここからはもう少し掘り下げて見ていきましょう。

生誕というのは、本来は現在はすでに亡くなっている人が生まれた時の事を指す言葉です。

今はアニメやゲームのキャラクターにも使われますね。

生誕〇〇年や、生誕〇〇年祭というのは、亡くなった人が生まれた年から数えて何年たったお祝い、ということです。

誕生は、新しい命が生まれることや、今までなかったものが出来上がることをいいます。

今までなかったものが出来上がるというのは、たとえば『カップル誕生!』や、『新しい会社が誕生した』というように使います。

おじいちゃんの80歳の誕生日、というのは、おじいちゃんは生きていて現在80歳になったことをいいます。

おじいちゃんの生誕80周年記念というのは、生まれてから80年たったがすでに亡くなっている場合に使います。

誕生は良い人悪い人、モノや動物などたくさんのパターンで使えますが、生誕は悪い人や嫌な人には使いません。

元が偉人のような人に使っていたため、敬意を含んだ表現となっているのです。

まとめ

今回は“生誕”と“誕生”についてまとめました!

生誕は現在亡くなっている人などに対して敬意を表し使用すること、誕生とは生きている人に対して使う言葉ということがわかりました。

生きている人に対して生誕、と言ってしまうとなくなっていることになってしまうので注意しましょう!

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