林も森も小学生の低学年で習う漢字ですね。

しかし、林と森の違いを説明して、と言われてもいまいち違いは分からないものです。

『森の方が木が多い…?』と思いがちですが、いったい本当のところはどうなんでしょうか?

という事で、今回は“林”と“森”の違いについてまとめました。

林 森 違い

林とは?

林とは、《人の手が入っているもの》のことをいいます。

林の語源が『生やす』からきていることから、木が多く集まって生えているところに人の手を加えたり、人の手によって植えられた地帯のことなのです。

森とは?

森とは、《自然に生えているもの》のことをいいます。

『盛る』という言葉が語源になっており、人が手を入れずに木が盛り上がっていたり、木が密集して生えているところのことを言うのです。

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林と森の違い

漢字で見ても森は木が多く上に盛り上がっていますよね。

林は高さが同じなんだな、という印象を持ちます。

林は誰かが手を入れないと長く保つことは出来ません。

そのため、伐採をしたり新しい木を植えるなどして何年も何十年も保っているのです。

森の木は何十年どころか何百年、もしくはそれ以上の長い長い年月の間誰も手を加えることなく、動物や植物、昆虫によって成り立ってきたものです。

そう考えると森の生命力とはものすごいですよね。

森の奥に神社があるのは、人が入ることが難しい高くて大きな山や森には神が宿る、と昔から言い伝えられていたからなのです。

神社のない深い森のほうが珍しいくらい、どこの山に行っても神社が見受けられるのはこのためなんですね。

木が多く生えていて密集していたりしていても、一度人の手が入ってしまったらそれはもう《林》という事になるのです。

林の中にも人工林と天然林がありますが、この分け方で行くと天然林は《森》ということになります。

まとめ

今回は森と林の違いについてまとめました。

ちょっとややこしいですが、『人間の手を加えられていないものは森』、『人間が木を切ったり手を加えたものは林』と覚えるようにすると良いでしょう。

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