「聞く」と「聴く」と「訊く」のこの3つ…。
使い分けることってできますか?
訊くは何かを尋ねる時に使うものかなと、予想は出来ますが、あとの2つ少し難しいですね。
私も使い分けの説明ができますか?と聞かれて恥ずかしながら出来ますとは言い切れません。
そんな3つの「きく」ですが、どのような違いがあるのでしょうか…。
使い方が違う?3つの「きく」
3つの「きく」は使い方がそれぞれ違います。
「聞く」は自然と耳に入ってくる音や声を聞くときに使います。
「聴く」は意識を集中させて聴くときに使います。
そして「訊く」は人に物事を訪ねるときに使う訊くですね。
それでは、それぞれ詳しく見ていってみましょう!
聞くは自然に入ってくる音
この「聞く」は自然に耳に入ってくる音を聞くときに使います。
「森で小鳥のさえずりを聞く」時なんかもこの聞くを使います。
街の中で自然と入ってくる人の声や音楽、自動車のエンジン音などを聞く時もこの聞くですね。
ですが、例外で「聞き耳を立てる」などこちらが意識を積極的に集中して聞く時にもこの「聞く」を使うことがあります。
聴くは意識をして…
意識をして相手の声を聴く時、音楽を聴く時など自分から耳を傾けて聴こうとする時に使います。
友だちと話す時なんかもこちらの聴くを使うと思います。
積極的に聴こうとする時にはこちらの「聴く」を使うと思っていて良いと思います。
音楽を聴く時なんかも自分から集中して聴きますね!
また、総理大臣など国民の声を聴く時もこちらの聴くを使います。
国民の声を聴かないといけないのに、自然と聞こえるという意味の「聞く」だと困りますもんね…。
訊くは尋ねる時に使う
この「訊く」は人に道を尋ねたり、物事を訪ねるときに使います。
他の2つと使い方が違うので分かりやすいと思います。
人に道や物を尋ねるときには、この「訊く」を使うと良いでしょう!
この「訊く」は「訊ねる」とも読むくらいだから分かりやすいですね。
まとめ
「聞く」「聴く」「訊く」はそれぞれ意味が違いました。
順番は前後しますが、「訊く」は人に物事や道などを尋ねるときに使う「きく」です。
一番使い分けが分かりやすいものだと思います。
「聞く」は広く一般的に使われるものだと思っていていいと思います。
その中で、自分の意識を集中して注意深く聞かなければならない時は「聴く」を使うと良いでしょう。
私の中ではこれが一番簡単な分け方かなと思います。
他にも使い分け方があると思いますが、私なりの考え方はこのようになります。
皆様のお役に少しでもなれば幸いです。
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