「元祖○○うどん」とか「本家○○屋」など、時々目にします。

すごく魅力的な響きですよね。

何だか分からなくても、入って行ってしまいそうになりませんか。

ですが、あまり違いを考えたことはありません。「元祖」と「本家」は、どう違うのでしょう。

テレビなどでも時々、「元祖」を争ったり、「本家」を争ったりしているニュースを見ます。

「元祖」を争うということはどういうことなのか、「本家」を争うとはどういうことなのか、何を以て「元祖」といい、何を以て「本家」というのか、「元祖」と「本家」の違いについて調べてみたいと思います。

応対 対応

「元祖」について

・元祖の意味

その家族(一族、血筋など)の始まり家

そのことを初めに開始した人や家

仏教では、「法然(ホウネン)」をさす

・元祖という場合

①例えば、A店が、この地で初めての「○○店」を始めたとしましょう。

ほかに、同じ方法で営業する店がないことが明らかな場合は、間違いなく「元祖○○店」といえそうです。

②例えば、Aさんが、初めて「○○屋」を始めたとしましょう。

最初に作ったAさんは、「元祖○○屋」と名乗ってもいい様です。

「本家」について

・本家の意味

その家族(一族、血筋など)の長男や跡取りなどがいる家

華道や茶道など、その道の後継者の家や家元

「分家」の反対

妻の実家

・本家という場合

①例えば、B店が、店を構えるに当たり、A店のノウハウを使って少し違ったもの(アレンジ)にして始めたとしましょう。

さらに、この方法で店をやっているライバル店はいないものとし、ノウハウは「元祖」から許可を得て受け継いでいれば、「のれん分け」ではなく、「本家」といえそうです。

②例えば、Bさんが、有名店の直径の後継者としましょう。

もしそうであれば、Bさんは、「本家○○」と名乗ってもいい様です。

「元祖」と「本家」の明確な違い

まずいえることは、私達にとってみれば、「元祖」でも「本家」でも、どちらも「その物の始まりの店や人」ということは伝わりますから、どちらも同じ意味に受け取る人の方が多い様に思います。

ですから、私達にとっての「元祖」と「本家」には、大きな違いは感じられない様です。

ですが、それに関わっている人達にとっては、重大な問題かも知れません。

強いていうなら、「元祖の許可を得て少し変える、あるいは、元祖から受け継ぐ」などすれば「本家」になる、ということの様です。

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まとめ

国語辞典に載っている「元祖」と「本家」の意味には、はっきりと違いがありますが、実際多くの店の看板に書かれている「元祖」と「本家」には、はっきりした違いを感じる人は少ない様です。

この「感じることが少ない」ことが、「どちらも同じ」と理解してしまうのだと思います。

結果、日常生活の中においては、「「元祖」と「本家」の違いは、あまりない」という感覚が強いという結論の様でした。

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