「図鑑」には、たくさんの種類があったのを思い出します。
虫、花、動物、宇宙、恐竜などなど、皆さんも子供の頃には、一度は手に取ったことがあると思います。
私は、今でも本屋に立ち寄ると、懐かしくなって図鑑の見本を開きます。
ですが、「図録」の方は知りません。
どちらにも「図(写真や絵など)」がたくさん載っている書物の様に思いますが、どうして名前が違うのでしょう。
きっと、この「図録」と「図鑑」には違いがあると思います。
「図録」の「録」には、記録するという意味がある様です。
一方、「図鑑」の「鑑」には、たくさんの意味があり、どれをさしているのか今は分かりません。
今回は、「図録」と「図鑑」の違いについて調べてみます。
目次
「図録」について
・「図録」の辞書の意味
図や写真を使って、動植物やそのほかの分類ごとに説明したしおりや書物
・「図録」の一般的な意味(特徴)
美術館や博物館などに置かれているパンフレットを「図録」と呼ぶ様です。
中には、パンフレットと呼ぶには、本並に分厚いものもある様ですが、全部パンフレットのくくりです。
別名を、「展覧会カタログ」ともいうそうです。
・「図録」を手に入れる
発行部数は、極めて少なく数千部ほどで本屋には並びません。
購入のチャンスは、展示期間中と展示終了後の古本屋や、オークションなどですが、かなりの金額で取り引きされている様です。
「図鑑」について
・「図鑑」の辞書の意味
図を集めた書物で、資料としている
・「図鑑」の一般的な意味(特徴)
「図鑑」には、あらゆる分野を種類別に、ほとんどのページをカラー写真や図を使って、分かりやすく解説している本です。
「図鑑」は、子供のためのものだけではありません。
大人まで十分ためになったり、楽しめたりできるものです。
「図録」と「図鑑」の違い
①「図録」は、美術館や博物館などで販売されている「パンフレット」で本(書籍)ではありませんが、「図鑑」は、本屋で販売されている「本(書籍)」です。
②「図録」の発行部数は極めて少なく、なくなってしまうことも多々ありますが、「図鑑」は、再版や改版などで、本屋からなくなることはありません。
③「図録」を手に入れるには、展示期間中か、展示後の古本屋やオークションでしたが、「図鑑」は、決められた定価で本屋にて販売されています。
まとめ
「図録」と「図鑑」の違いについて調べてみると、大変大きな違いがありました。
「図鑑」は、私達がよく知っている通り、本屋に行けば、ほとんど品切れることなく希望の分野の特定のものを手に入れる(購入する)ことができますが、「図録」は、「パンフレット=展示会カタログ」といい、発行部数が極めて少ないことや美術館などに行かないと手に入らないなど、誰もが自由に購入できるものではありませんでした。
現地以外で、どうしても手に入れたい時は、その展示が終わったあとの古本屋か、オークションに頼るほかない様です。
この様なことから、「図録」は、大変貴重なものといえるのではないでしょうか。
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