英語の論文を書き上げる際に、厳しく教わった記憶が微かにあります。
英語学習者の中において、これらの使い分けについては、頭を悩める人が多いと思います。
そこで今回は、上の3つのそれぞれの特徴についてまとめていきます。
「コロン」、「セミコロン」、「カンマ」の特徴は?
英語を学習している人にとっては、これらの違いを知ることで、より深い読解につながります。
それぞれ3つともに明確な使い分けがありますので、紹介していきたいと思います。
「コロン」の使い方は?
主に3つの用法がありますが、最初に挙げるのが最もよく目にする使い方です。
まず、何についての話なのか概要を示した後に、具体的な例を述べます。
I like animals: an elephant, a dog, a horse.
上の英文は、「動物が好きです」と概要を示し、「ゾウ、犬、馬」といった具体例を挙げています。
次に、下の英文に見られるように、誰かの言葉を引用する際に用います。
He said to his son: “Do your best on your entrance examination.”
最後に、ビジネスレターを書く際に、名前の後にコロンを付けることがあります。
「セミコロン」の使い方は?
前の文と後ろの文をつなぐ働きがあります。
理由を添加するような場合は、次のような英文になります。
He likes English; he wants to go to Canada someday.
彼は英語が好きだから、いつかカナダに行きたいです。
補足して説明するような場合は、次のような英文になります。
She is going to the library; she will have lunch there.
彼女は図書館へ行って、そして、そこで昼食を食べるつもりです。
「カンマ」の使い方は?
文章をつなぐ働きと文章の中にある語句を挿入する働きの2つに大別することができます。
文法的には様々な用法がありますが、ここでは、よく目にするものを取り上げていきます。
まず、2つ以上の完全な文章をつなぐ場合の例文を示します。
She wants to visit America, he wants to visit America, and I want to visit America.
次に、2つ以上の不完全な文章をつなぐ場合の例文を挙げます。
He likes math, English, and Japanese.
最後に、もとの英文に補助的な意味合いを挿入する使い方です。
He is, as far as I know, from America and studying Japanese culture.
私が知る限りにおいて、彼はアメリカ出身で日本文化を研究しています。
まとめ
「コロン」の使い方は、話題を展開していく時に使われることが多いです。
「セミコロン」については、前後の文章をつなぐ働きが見られます。
「カンマ」の使用法がもっとも多く、つなぐ働きと挿入する働きに大別できます。
今のあなたにおすすめの記事