日常生活の中において何気なく使っている言葉ほど、区別することは難しいものです。
この2つの言葉に、どんな使い分けが存在しているのか探っていきたいと思います。
具体的な使用場面を考えながら、それぞれの特徴について紹介していきます。
「例文」と「文例」の使い分け！
ほとんど大差がないように感じますが、どこか使い方に差が見られると思います。
いったいこれら2つの言葉に、どんな特徴が見られるのでしょうか。
「例文」に見る特徴は？
何かを例えた文章と書いて、例文（れいぶん）と読み、下に示すように日常的に使用されています。
未来の文を使った英語の例文を3つ考えてください。
尊敬語と謙譲語を使った例文をそれぞれ3つずつ作成してください。
身体の一部にまつわる慣用句を使った例文を1つ作成してください。
ある事柄についてオリジナルの文を作成しなければならいところが、文例とは違います。
このように例文とは、ある事柄についての具体的な内容を示す文章と言うことができます。
もっと分かりやすく言えば、何かを説明するために挙げた文のことです。
「文例」に見る特徴は？
文章の例と書いて、文例（ぶんれい）と読み、下のように使われることが多く見られます。
あやふやなところが多いので、目上の方に出す場合の文例を調べてみることにしました。
結婚式のスピーチの文例を調べてみると、その数の多さに驚いてしまいました。
故人を偲びながら弔電の文例を選びました。
あらかじめ何かについての文章が存在している点が、例文とは異なります。
ですから、数多くあるものの中から閲覧することができる具体的な文章のことを示しています。
別の言葉で言い換えれば、文例とは実際に使用するために挙げられた実例と言えます。
まとめ
「例文」とは、何かを具体的に紹介するために作った文のことです。
「文例」とは、事前に何かを具体的に示した文のことで新たに作成するものではありません。
このように言葉の順序が入れ替わるだけで、大きな違いが生まれるものですね。
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