これらについて考えれば考えるほど違いが見えてこなくなってしまいそうです。
どんなところが違って、どのような使い分けがあるのでしょう。
そこで今回は、上の3つの言葉について詳しく調べていきたいと思います。
「教養」、「常識」、「雑学」の差は?
使用状況を想定しながら、それぞれの意味がもつ特徴を少しずつ浮き彫りにしていきます。
どんな違いがあるのか、現時点ではまったく想像もつきません。
「教養」って?
例えば、お茶の淹れ方や歴史についてよどみなく語れる人がいたとします。
この場合、あの人は教養のある人です、と表現します。
このことから、教養とは学校で教わるような知識を意味しているのではないことが分かります。
念のために手近にあった辞書を開くと、次の2つの意味が載っていました。
まず、文化に関する、広い知識を身につけることによって養われる心の豊かさとあります。
次に、自分が専門とする分野以外の学問や知識を示すと載っています。
「常識」って?
ごみの収集日は各地方自治体によって決まっています。
中には決められた曜日以外の日にごみを出す人もいます。
この場合であれば、ごみ出し日でもないのに常識のない人がいて困ります、と語られます。
常識とは、世の中のほとんどの人が知っているような知識のことと捉えることができます。
もっと平たく言えば、社会生活を送る上で必要とされる最低限の知識であると表現できます。
しかし、これは時に地域社会によって異なることが多く、擦り合わせていくのが大変です。
「雑学」って?
雑学とは、いわゆる「物知り」と置き換えて表現できます。
専門家のような一連の研究によって得られた知識ではなく、あらゆるものに関する知識のことです。
ですから、クイズ番組に出て回答している人を想像してもらうと分かりやすいかもしれません。
誤解のないように言えば、知らなくても知っていても社会生活を送る上で支障のない知識と言えます。
その証拠に、教養のない人、常識のない人とは言うことができても、雑学のない人とは言えません。
まとめ
「教養」とは、文化的側面によって培われる態度や心構えのことで、単なる知識とは異なります。
「常識」とは、社会生活を営む上において多くの人々が暗黙のうちに得ている知識のことです。
「雑学」とは、あらゆる分野において獲得されたアマチュアレベルの知識を意味します。
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