これは社会人として今さら聞けないことの1つに入ると思います。
どれも言葉の使い分けに関する用語ですが、日常生活を送る上でそれほど意識することはないと思います。
これらの特徴について、今回は少しずつ紹介していきたいと思います。
そもそも「敬語」、「謙譲語」、「丁寧語」とは?
私たちは社会生活を送る中において、いったいどのように使い分けを行っているのでしょう。
具体例を挙げながら、できるだけ分かりやすく説明してきます。
「敬語」の特徴は?
敬語とは、目の前の相手、話題に上っている相手に対して、敬意を表す時に使う言葉です。
「来る」の敬語は「いらっしゃる」、「言う」は「おっしゃる」といった具合に変化させます。
これだけではイメージがつかめませんから、具体例を挙げたいと思います。
15時に来客の予定がある場合なら、次のように表現します。
お客様が15時においでになります。
先生の意見を取り入れたことを、第三者へ伝えたい場合は次のようになります。
先生がおっしゃったことを日常生活の中へ取り入れてみました。
「謙譲語」の特徴は?
謙譲語とは、自分の立場を相手よりも下げて敬意を表現する言葉です。
「聞く」の謙譲語は「伺う」、「言う」は「申す」などのように書き換えて使います。
言葉による説明では分かりにくいですから、もっと具体的に考えてみましょう。
分からないことがあった場合に、謙譲語を使うと次のような表現になります。
1つだけ伺いたいことがあります。
会社内での立場が自分よりも上の人であっても、取引先との会話の中では次のように話します。
課長がよろしくと申しておりました。
「丁寧語」の特徴は?
丁寧語とは、読み手や聞き手に対する配慮を表す言葉です。
文末の表現を常体から敬体に変えれば、丁寧語を使うことになります。
「手紙」なら「お手紙」、「連絡」なら「ご連絡」、などのような表現は、美化語と呼ばれます。
本を読んだことを丁寧に相手に伝えたい場合は、次のように表します。
昨日は久しぶりに分厚い本を読みました。
夢を達成したことを相手に丁寧に伝えたい時は、次のように表現します。
私はついに富士山に登りました。
まとめ
「敬語」は、目の前いる、話題に上っている相手に敬意を示す時に使われます。
「謙譲語」は、自分の位置を相手よりも下げることで敬意を示す場合に使われます。
「丁寧語」は、それを読んだり、聞いたりする相手に配慮を示す場合に使われます。
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