嫌味や皮肉と聞くと人に対する悪口というイメージがありますが、これら二つには何か違いがあるのでしょうか?
きっちりと違いを説明するのは難しいですよね。
そこでこの二つの違いについて調べてみたいと思います。
嫌味と皮肉の違いについて
嫌味は辞書には「人に不快な思いを与える行動、あてつけや皮肉、またそれによって不快感を与える様」や「ことさら気取っていて、いやらしいさま。」というように書かれています。
また、皮肉は「相手を意地悪く遠回しに避難する」もしくは「予想や期待に反して思い通りに行かない」という意味になります。
このことから皮肉というのは見た目と中身がズレている様子をさしていて意図していたことと結果が違っているような状態を意味していますが、嫌味というのは相手に対する言葉に嫌悪感や悪意をのせることになります。
例えば上から目線で相手を見下したような言い方は嫌味となります。
しかし、嫌味や皮肉というのは遠回しな表現でもあるため伝わらない場合もあります。
嫌味や皮肉が伝わらない人はどんな人?
カナダの心理学者が研究したところ人に共感する力がないと嫌味や皮肉を理解することができず、共感力の高いほど皮肉や嫌味を理解することができるということが判明しました。
また、嫌味や皮肉を理解できない人がいるのと同じでいつも嫌味や皮肉を言ってしまう人もいます。
こういった相手の心を傷つけることを言いたがる人は、心にコンプレックスを抱えていて相手よりも自分の方が優位に立っていないと不安でしかたがないのです。
自分に自身が無く劣等感があるので相手を下に見ることで気持ちを安定させようとしているのにすぎません。
しかし、そういった人は心の狭いかわいそうな人たちとはいえ、嫌味や皮肉を言われるとこちらも傷ついてしまいます。
そのような嫌味や皮肉にはどのように対処していけば良いのでしょうか。
嫌味や皮肉を言う人との付き合い方や対処法は?
嫌味や皮肉に対しては割り切って放っておくのもひとつの手ですが、言われ続けるとこちらとしてもストレスを抱えることになってしまいます。
嫌味や皮肉を言っている人にいかに恥ずかしいことをしているのかを確認できるような切り返しができると良いでしょう。
そこで言われた言葉をそのまま返すというのは有効な方法です。
同じ言葉が返って来ることで嫌味を言った本人も嫌味を言ったことを自覚して居心地の悪さを感じ、自分の心の狭さに気づいてくれれば改善されることもあるでしょう。
まとめ
嫌味と皮肉は似ているようですが、言葉の意味や語源はことなります。
これらは相手に対する共感力がないと伝わらないものでもあり遠回しに相手を傷つける言動です。
しかしときには相手に対する嫌悪感から嫌味の一つも言いたくなるときもあるかもしれませんが、相手を傷つけることになるのでなるべくなら言わないようにしたいものですね。
また逆に言われてもあまり気にせずストレスを抱えてしまわないようにしましょう。
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