『有る』『在る』

この二つの漢字。読み方は「ある」ですよね。

パソコンで文章を作成する時など、ポンと変換キーを押して『有る』『在る』の意味を比べて選ぶこともあるでしょう。

では、どのような場面で使い方が変わるのか、意味合いも含め調べていきたいと思います。

コロン セミコロン カンマ

「ある」を漢字で表す時。

『有る』『在る』どちらを選ぶ?

普段、「ある」を書き表す時、漢字を使わずに平仮名で示す事の方が多いような気もします。

しかし、あえて漢字を使う場合、『有る』と『在る』は悩みますよね。

まず『有る』から見ていきましょう。

『有る』は「所有」の意味があります

例えば、「彼は貫禄が有るよね」「沢山の財産が有るらしい」「有り得ない事態に陥った」などは『有る』を使います。

『有る』の部分を「所有する」に変えてみると分かりやすいですね。

次に『在る』です。

こちらは位置や環境においての「存在」の意味があります

例えば「大きな山が在る」「会社は東京に在る」「任務を遂行する立場に在る」などは『在る』で表します。

こちらも『在る』の部分を「存在する」と置き換えてみると分かりやすいと思います。

『有る』は他動詞(~されること)、『在る』は自動詞(~すること)ですが解釈が難しい場合も多くあるようです。

対象とする言葉が物理的にあるものなのか、概念としてあるものなのかなどによって「ある」の漢字は使い分けされます。

またどちらの漢字でも解釈できるパターンもあるので、最終的に悩んだ時は平仮名で記してしまえば問題なし。

これが漢字テストであるならば確実な答えを用意する必要がありますが、日常においては平仮名でも理解してもらえることなので、こだわらない方は深く追及せず「ある」と表記しておけば大丈夫です。

ちなみに新聞でも雑誌でも「ある」は平仮名表記が決められているらしいですよ。

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まとめ

結局平仮名でいいのか、という終わり方になってしまいましたが。

例え漢字で記す場合になってもその意味さえ理解出来れば、使い分けも困難ではないと思いますよ。

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