お金の代わりとして使える小切手と手形。
似た様なものだと思って解釈している人が多いのでは無いのでしょうか?
ネットバンキングが普及した今は小切手などを使う所は減りましたが今でもあります。
若い世代や業種によっては見た事もない経理も多いのでは無いでしょうか?
そこで、小切手や手形の違いや使い方について調べてみました。
小切手と手形は何が違うのか?
昔は小切手の流通枚数が多いと銀行への信頼も高く、当座預金を回す事で資金繰りがしっかりと出来ている優良企業と思われていました。
ネットバンキングが普及した今、あまり使う事が無くなりましたが今でも健在です。
では小切手と手形は何の為にあり、いつ使うのでしょう?
小切手とは?
小切手とは金融機関などに金銭支払いを委託する為の有価証券です。
委託と言っても金融機関が払うのではなく、小切手を振り出した会社の口座から出される物です。
小切手は誰でも手に入れられる物では無く、一定の条件が必要になります。
まずは当座預金を設ける事から始まります。
それから小切手帳を手にします。
振出人は小切手に署名捺印をし、振りだす金額を記入しますが書く金額は当然、当座預金に記入する金額以上なければなりません。
受取人は取引銀行へ小切手を持って行くと現金化が出来ます。
多額の金銭取引に銀行から現金を持ち出す必要がない為、危険もなく取引が出来る物です。
また、個人でも条件さえクリアしていれば当座預金を開設する事は可能です。
手形とは?
普段は手形と言っていますが正式には『約束手形』と言います。
振り出し方は小切手と同じですが、手形は一定の期間後に支払う事を約束し発行する物です。
小切手は当座預金に記入する金額以上なければ振り出しが出来ませんが、手形は取引時に必要な金額が手元に無くても発行出来ます。
手形には為替手形と約束手形の2種類ありますが一般的には約束手形が多く取引されています。
小切手と約束手形
小切手は受け取ったら取引銀行ですぐに現金化が可能。
手形は一定の期間後に支払う事を約束して払うものなので取引時に必要な金額が手元に無くても大丈夫です。
まとめ
手形は振りだす時、信用がある会社なら手元に資金が無くても発券されますが、小切手は当座預金にお金が入っている金額内でしか発券が出来ません。
振り出し方は小切手も手形も同じですがお金の出どころに違いがあります。
今のあなたにおすすめの記事