お金を預ける、反対にお金を借りるときに気になるポイントに利息と利子がありますね。

預けるときには利息が高い所を探し、借りるときは少しでも利子が低い所を探します。

人情的には仕方のないことですが、実際には二つの差は大きく利息においてはがっかりとする数字を目にするのが現状です。

お金の貸し借りのときに使われる、利息と利子の意味をご存知でしょうか。

また同じように金銭の貸し借りのときに見聞きする金利とは何でしょうか。

ここでは、金利・利息・利子の違い、意味についてご紹介します。

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貸し借りの立ち位置で変わる表現

結論から申し上げれば、利息と利子は同じです。

より正確には意味が同じという表現が良いでしょうか。

お金の動き方は同じですが、貸す側と借りる側の立ち位置の違いで利息と利子に使い分けられています。

金利とは元金に対する利息や利子の利率を表していますが、もう少し分かりやすくそれぞれについて見ていきましょう。

利息

「預金の利息を受け取る」など、貸した側が借りた側から返してもらう際に受け取るものです

日常のイメージでは、「ゴメン、給料日までお金貸しといて、利子つけて返すから」に対して「はいはい。返すときコーヒーもおごりでね」でしょうか。

このおごってもらうコーヒーが利息ですね。

利子

「ローンの利子を払う」など借りた側が貸した側に元金に上乗せして支払うものです

先程の日常イメージでは、借りたお金とは別におごったコーヒーが利子です。

ここで整理しましょう。

お金を貸した側がおごってもらったコーヒーが利息となり、借り手側のおごったコーヒーが利子です。

同じコーヒーの動きですが立ち位置の違いで言い方が変わります。

最初に申し上げた、利息と利子は同じというのはこの意味です。

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金利

元金に対する利息や利子の利率を表すのが金利ですが、例えば元金が1000円の貸し借りに1%の金利をかけたとします。

この場合、次のようなお金の動きになります。

「貸し手は10円の利息を受け取り、借り手は10円の利子を支払う」です。

金利も立ち位置で変わるお金の動きを表しているといえるでしょう。

まとめ

ここまで、金利・利息・利子の違い、意味について紹介してきました。

ポイントは同じお金の動き方でも、貸し手と借り手の立ち位置の違いで言い方が違うということでした。

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