アルパカとラマを想像するとどちらもラクダのような姿が出てくると思います。

似ている動物でもしっかりとした違いがあるので、見分けるための違いについて挙げていきたいと思います。

アルパカ ラマ 違い

アルパカとは

アルパカは南米原産の家畜種として飼われているので、野生ではほとんど生息していません。

ラマとは違いほとんどは毛を刈るために飼われています。

特徴としては、警戒心が強いので臭い唾を吐きかけてくることがあります。

ラマとは

外見はアルパカやラクダに似ていますが、ラマは背中のコブがなく全身をフサフサの毛で覆われています。

南アメリカのアンデス地方で多くが生息しており、羊とヤギを合わせたような家畜として飼われています。

荷物を運ぶ際に用いたり、毛は暖かい衣類を作るのに使われます。

アンデス地方では草木が少ないので、種類を問わずほとんどの草を食べます。

ラマの糞は植物繊維を多く含むので貴重な燃料として利用されます。

酸素が薄い高地で荷物を運んだり糞も燃料として役立つラマですが、食用とされることもあります。

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違い

どちらもラクダ科ですが、アルパカはビクーニャ属・ラマはラマ属になります。

大きさとしてはラマの方がアルパカよりも大きいです。

比べて見ると分かりやすいでしょう。

アルパカの耳は小さく尖っているのに対して、ラマの耳は長いバナナ状になっています。

ラマの背中は平らですが、アルパカの背中は少し丸みを帯びているのも特徴です。

毛の特徴としては、アルパカの毛は非常に柔らかくなっておりポンチョなどに使われています。

一方ラマの毛は一般的には羊毛のようになめらかになっていますが、上質なものから低品質なものまで様々です。

性格は、アルパカは臆病なので人に馴れるのは容易ではありません。

ラマは穏やかな性格なのでよく人に馴れるようです。

まとめ

アルパカとラマは同じラクダ科ですが属が違います。

ラマの方が大きく、耳の形や背中の形状で見分けることができます。

アルパカはほとんど毛を使うために飼われているのに対し、ラマは荷物を運び、衣類として毛を使い、燃料として糞を使い、食用として用いるなど様々な理由で飼われています。

飼っている理由は違いますが見分ける要素としては使えないので、耳や背中を見て判断するのがよいでしょう。

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