どちらかというと大人しい気質の動物のイメージが強い、山羊と羊。
世界に目を向ければ、どちらも家畜として利用されたり、生活に欠かせない存在であったりします。
しかしながら、パッと見ただけでは区別がつきません。
そこで、山羊と羊の特徴の違いについて話していきたいと思います。
山羊と羊の違いってどこにあるの?
白い体毛の動物で、どちらもヒトとの生活に関わりがあります。
分かりやすい相違点をそれぞれ3つ挙げて、その特徴を紹介したいと思います。
山羊とは…
まず、外見上の特徴を角、あごひげ、尻尾の3つの観点から紹介していきます。
山羊の角は少し後ろに向けて曲がっており、根元から上に行くにつれ細く、円錐の先のような形状をしています。
水戸黄門の黄門様のような、立派な白いあごひげが見られます。
尻尾の長さは短く、ピンと上を向いています。
次に、食性に見られる特徴についてです。
もちろん植物食ですが、草以外にも、木の芽や木の葉などを食べて大きくなります。
そのため、山羊のミルクは牛に比べると、風味豊かで、消化吸収されやすいと言われています。
日本人にとっては、クセが強くて苦手な人もいるようです。
最後に、性格についてです。
何でも興味を示し、活発に動き回りますが、攻撃的な面もありますので、不用意に近づかないようにしましょう。
羊とは…
はじめに、見た目の特徴について、角、あごひげ、尻尾の3つの点から見ていきたいと思います。
羊の角はぐるぐると渦を巻いたようにして伸びているので、あまり目立つことはありません。
山羊で見られたあごひげを、羊に見ることはできません。
尻尾の長さは長く、だらりと下に垂れているのが大きな特徴です。
次に、食に対する好みについてです。
草食動物として知られているように、草のみを食し、他の植物は消化できないので食べることはありません。
おしまいに、行動パターンなどについて触れます。
用心深く、周囲に合わせて行動すると言われており、そのため牧畜をする際には牧羊犬が大活躍します。
英語で「sheep」と言えば、従順なという意味がありますが、このことが関係しているようです。
意外かもしれませんが、羊には毛がふわふわした種だけではなく、そうでないものもいます。
ですから、体毛を見分ける観点に含めませんでした。
まとめ
両者ともに白い体毛をしており、一目で見分けることは難しいですが、簡単な見分け方があります。
山羊は、角が根元から背中側に向けて沿った形をしており、あごひげをたくわえています。
それに対し、羊の角はホルンのように渦を巻いており、あごひげを見ることはできません。
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