どちらかと言えば、ペットとして飼う際に好き嫌いの分かれる動物に入ると思います。
好きな人は手に載せたりするのはもちろん、持ち歩いたりするのも平気なようです。
さて、これらの動物にいったいどんな違いがあるのか探っていきたいと思います。
「イモリ」、「ヤモリ」、「トカゲ」に見る特徴とは?
中学生の頃に両生類とハチュウ類の仲間分けで、学習したような記憶はあります。
上に挙げた3つの動物、それぞれについて具体的な特徴を紹介していきます。
「イモリ」ってどんな動物なの?
イモリは、カエルと同じ両生類に分類されます。
漢字で「井守」と記すくらいですから、淡水域の水辺が主な生息場所となっています。
外見上の特徴として、皮膚や体の色について話していきます。
皮膚はザラザラとしており、背中側と腹部で色が異なっています。
背中は黒っぽい色、腹部は赤をベースに黒い斑点が入っていますが、個体差が見られます。
腹部の警告色が示すように、ふぐ毒と同じ種のテトロドトキシンという毒を持っています。
また、再生能力に優れており、尾が切れてしまっても、骨まで再生できます。
「ヤモリ」ってどんな動物なの?
ヤモリは、ヘビと同じハチュウ類に属しています。
漢字で「家守」と書くくらいですから、人家の周辺に暮らしています。
嬉しいことに蛾やクモなどを捉えて食べてくれるので、家を守ると書くのかもしれません。
身体の色は、灰色~黒褐色をしており、不鮮明な模様が入ることもあります。
身体的な特徴として、垂直な窓ガラスなどに張り付くことのできます。
驚いたり、緊急事態に陥ったりした場合は、自ら尾を切り落とすこともありますが、再生できます。
「トカゲ」ってどんな動物なの?
ここでは、日本でよく見かける「二ホントカゲ」を取り上げたいと思います。
トカゲは、ヘビやヤモリと同じハチュウ類に分けることができます。
頭部と腹部は金色の下地に黒の縦縞が数本入り、尾はメタリックブルーをしています。
イモリとは異なり、体の表面がテカテカしており、肌はすべすべしています。
生活環境としては、あまり直射日光のあたらない半日陰のような場所を好みます。
岩やブロックなどに身を潜めていることが多いです。
ヤモリと同様に尾の自切を行い、再生をすることができます。
しかしながら、イモリのように骨まで再生することはできません。
まとめ
「イモリ」は、水田や小川などの淡水に住み、腹部が赤い警告色をしているので判別しやすいです。
「ヤモリ」は、人家の近辺に生息し、ガラスのようなツルツルした壁面にも張り付くことができます。
「トカゲ」は、半日陰で生活をし、体の表面はすべすべしています。
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