どれを聞いても想像するのは甘味があってスカッとする飲料水の事だと思います。
これは大体の日本人の感覚でしょう。
しかし、ちゃんと見て行くとそれなりに違いがあります。
科学的には全て同じもの。違いは味付け
海外旅行の経験がある方は炭酸水やソーダ水をジュースの一種と思って注文したら、まったく甘味がなくて失敗したということはないでしょうか?
最近では、お酒用などで味のない炭酸水をお店で見かけることもあるでしょう。
全て炭酸ガスが入ったもの
炭酸水は、水の中に炭酸ガスが含まれている状態を指します。
この炭酸ガスが液体の中に出てくる泡の正体です。
ソーダ水は炭酸水の別名です。
ですので、ソーダ水もサイダーも広く見れば同じものになります。
しかし、美味しい炭酸飲料の登場から、その認識は変わったと言えるでしょう。
今日では炭酸ガスの他は何も入っていない水のことを炭酸水と呼び、その炭酸水に甘味と香りを付け足したものをソーダ水、ソーダ水に酸味とリンゴ系の香りが付け足されたものをサイダーという認識になっています。
また、ある飲料メーカーの無色透明のサイダーのみが「サイダー」という狭いカテゴリーでしたが、多種多様な炭酸飲料が出てからは「サイダー」と「ソーダ」が一般人の中で混同しつつあるようです。
そもそも炭酸とは?
炭酸水素ナトリウムの略称です。
また、重炭酸ナトリウムとも呼ばれており、その略称が重曹になります。
重曹をソーダと呼んだり、水分を飛ばしたものをソーダ灰と呼んだりするのはこのためです。
ただ混ぜただけでは泡は発生しません。
炭酸ガスを含んだ水を機械などで圧力を強めて弱らせることで化学変化を起こし、泡が発生します。
圧力を利用しない方法ではれば、クエン酸を足して泡を発生させます。
今では炭酸水を作る家電がありますが、ご家庭で手作りする場合はこの方法を取り入れている方が多いのではないでしょうか?
また、炭酸ガスには二酸化炭素が含まれています。
ドライアイスで炭酸が抜けた飲料を復活させる方法をご存知の方も多いでしょう。
まとめ
本来の見方であれば、炭酸水とソーダ水は同じで、サイダーは某メーカーのサイダーのみを指します。
他のメーカーが開発した無色透明の炭酸飲料は主に柑橘系の香りなので別物と考えて良いでしょう。
時代の流れに乗って緩く考えるのも良いのですが、メーカーのこだわりに意識を向けてみるのも良いと思います。
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