どちらも生の野菜を原料とした飲み物であることは、誰にでも分かると思います。
しかし、その違いについて知っている方は少なくないのでしょうか。
そこで今回は、「野菜ジュース」と「スムージー」に見られる特徴について紹介したいと思います。
野菜ジュースとスムージーについて
どちらも健康に良さそうなイメージがありますが、呼称が異なるのでどこかに違いがあるのでしょう。
両者の違いについて、3つのポイントから説明していきたいと思います。
野菜ジュースの特徴は?
まず、使用する素材に注目したいと思います。
野菜ジュースに使用するのは、野菜のみ、あるいは、野菜と果物の組み合わせのどちらかです。
ニンジンだけでジュースを作ったり、ニンジンとリンゴを使いジュースにしたりすることもできます。
使える野菜に制限はなく、灰汁の強いもの以外ならばほとんどジュースに加工できます。
次に、摂取できる栄養素についてです。
低速のジューサにかけるので、熱で失われてしまう酵素、ビタミン類が壊れにくい特徴があります。
これを飲むことによって摂取を期待できるビタミンB群やビタミンCは、疲れた身体に最適の働きかけをしてくれます。
ビタミンB群やビタミンCは水に溶けやすいため、ジュースで摂取するのは理にかなっていると言えます。
最後に、食味についての感想です。
ごわごわとした繊維質が取り除かれているため、サラサラとしてゴクゴク飲むことができます。
そのため腸への負担も少なく、消化しやすいので子どもやお年寄りにもおすすめです。
スムージーの特徴は?
1つ目は、使う材料についてです。
スムージーを作る際に使用するのは、葉物野菜と果物、それに水です。
野菜と果物の割合は、4:6と果物の方を多めに入れることになります。
2つ目は、補給できる栄養素について紹介していきます。
生の葉物野菜を使用するため、ビタミンA、C、E、B群、ミネラル、食物繊維をたくさん摂取できます。
ビタミンBは単体を摂るだけよりもまとめて摂取した方がより大きな効果を望めます。
食物繊維が腸内環境をきれいにし、悪玉コレステロールの抑制や血糖値のコントロールをしてくれます。
3つ目は、飲んだ時の感想についてです。
緑色の見た目にギョッとする方もいるかもしれませんが、果物の割合が高いので割と飲みやすいのが特徴です。
食物繊維が多く、適度なとろみがあるので、これを飲むだけで満腹感を覚える人も多いと思います。
ただし、下痢をしている時や病気を患っている時などに飲むのと消化に時間がかかるので控えるようにしましょう。
まとめ
野菜ジュースの特徴は、いろんな野菜を素材として、果物と組み合わせたりして作られます。
それに対して、スムージーは、葉野菜と果物、水を原料に丸ごと使って作られます。
どちらも細胞組織を細かく砕いた状態で摂取できるので、豊富な栄養素を手軽に取り入れられます。
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