健康志向の強い方なら夕飯に上る回数も多い食材の1つかもしれません。
お好み焼きに混ぜたり、うどんに載せたり、などアレンジ料理も豊富な野菜です。
「山芋」と「長芋」に大きな違いについて、今回は紹介していきたいと思います。
山芋と長芋の相違点について
見た目には、ほとんど違いを感じることはありません。
両者の間にどんな違いがあるのか、いくつかの観点に分けてみていきたいと思います。
山芋の特徴は?
山芋は正式には「ヤマノイモ」と呼ばれ、山などに自生している「自然薯」のことを指します。
まず、外見上の特徴から挙げていきます。
1m以上を超す細長い形状で、黄土色をしていますが、野生の山芋は、育ち上がる地質などに影響されることが多いです。
スーパーなどで売られているものは、パイプを使って栽培されていますので、きれいな形状を保っています。
次に、食感や食味についてです。
とても粘り気が強く、独特な風味があります。
海苔で巻いて酢の物にしたり、揚げたりすることができます。
最後に、栄養面についてです。
カリウムの含有量が590㎎/100gと、WHOが1日に摂取必要量として掲げる1/5を満たすことができます。
カリウムは水分の排出を促し、むくみの解消や高血圧の予防に役立ちます。
ただし、カリウムは熱を加えると損なわれることが多いので、生で食べると多くの栄養素を摂ることが可能です。
長芋の特徴は?
同じ科に属すものに「長芋」、「イチョウ芋」、「ツクネ芋」の3種類があります。
ここでは、長芋に絞って話していきたいと思います。
1つ目は、外見的な特徴です。
野球のバットのような形状をしており、上から下にかけて太くなっています。
スーパーでよく見かけることができる野菜で、皮の色は黄土色です。
2つ目は、味や粘り気についてです。
多くの水分を含んでおり、サラサラとしていて粘り気はそれほど強くありません。
うどんやそばの出汁とよくなじむので、すりおろして薬味と使うと最適です。
3つ目は、栄養成分についてです。
100g中310㎎もの亜鉛を含んでおり、厚労省の推奨量は男性で10㎎、女性で8㎎とされています。
亜鉛の主な働きは2つ、味覚を正常に保つこと、皮膚や粘膜を保護することができます。
どれだけ栄養価が高いかが分かると思います。
まとめ
どちらがどっちであるか勘違いしてしまいそうな食材ですが、簡単に見分けることができます。
それぞれに大きな特徴があり、両者ともに非常に栄養面に優れていますから、積極的に摂りたいものですね。
新聞紙などで包んで、冷暗所に置いておくと長く保管することができます。
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