「王手!」パチンッとキレイに決まるととっても気持ちがよく気分もいい将棋。

この将棋には《王将》と《玉将》という大きな駒が二つあります。

使い方は同じなのになぜこの駒だけ名前が違うか知っていますか?

ということで、今回は“王将”と“玉将”にはどのような違いがあるのかについてまとめました。

王将 玉将 違い

王将と玉将の違いや特徴

元々将棋の駒には玉将(ぎょくしょう)しかありませんでした。

しかしいつの間にか王将(おうしょう)も使われるようなっていきました。

そのため、基本的には王将と玉将の違いはありません。

しかし、一般的には目上の人が王将を使い、相手が玉将を使うという暗黙のルールが出来ています。

一説では、元々あったものは玉将で、点を取って王にしたと言われています。

将棋が日本に伝わった時、豊臣秀吉が玉将では不満だから、王将にしてしまおう!というふうに言ったため、片方が王将になったという由来があるのです。

両方王将にしなかったのは、王は一人で言いから、という思いがあったからではないかというように言われています。

プロの実践(名人戦)ではタイトルを持っている方が王将を使います。

なんとなく自分がやる時も王将を使いたいと思っていましたが、歴史的には玉将の方が先輩なんですね!

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将棋の駒の由来

将棋の駒と言えば、五角形のものが八種類ありますね。

これにはそれぞれ意味があることを知っていましたか?

歩兵は兵隊、香車は香料、桂馬はシナモン、金・銀はそのままで金銀財宝という意味で、玉将は宝玉、王将は王様です。

さらに飛車と角行は軍事用語で、飛車は馬車、角行は牛車という意味があります。

一列目にあるもの(香、桂、銀、金、王(または玉))は貴重なもので、二列目にある飛車と角行、三列目にある歩兵はそれを守るものとされています。

まとめ

今回は将棋の“王将”と“玉将”の違いについてまとめました!

使い方は一緒なので違いはありません。玉将の点を取って王将にしたことから、王の方がすごいということで目上の人が王将を使うというルールがあります。

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