あなたは、浴衣と着物、振袖にどのようなイメージがありますか?
浴衣は夏にお祭りなどで着るもの、着物は浴衣より上質なイメージで冠婚葬祭などにも用いられるもの、振袖はもちろん成人式。
イメージ的にはこんなところでしょうか。
どれも日本文化を象徴していてとても素敵ですよね!
でも正確な違いについてはよくわからない…という方も少なくないと思います。
今回は浴衣、着物、振袖の違いについてまとめていきたいと思います。
浴衣と着物と振袖の違いは格式や着る場の違いにあった
浴衣と着物と振袖で大きく違う点は格式です。
最も格式の高い正装は振袖。
次に着物、最後に浴衣となります。
では、それぞれの特徴について詳しくみていきたいと思います。
まず浴衣とは
浴衣は、着物の一種です。
裏地がなく薄手の木綿生地で作られているのが多く、現代では夏に着られることがほとんどですよね!
実は、1950年頃まで浴衣は寝間着として使われていました。
今でこそカラフルで可愛いデザインのものがたくさん生産されていますが、当時は生地の色も、白や無地のものが多かったそうですよ。
では着物とは
着物は、浴衣のようにカジュアルに着られるものから、冠婚葬祭の場などフォーマルに着られることもある万能な和服です。
生地は主に木綿や絹、ウールなどからつくられており、裏地のあるものもないものもあります。
また、普段着以上で着られる着物は、中に襦袢という着物用の下着を身に着けます。
寝間着に使われる浴衣は基本的にはこの襦袢は身に着けないものとされています。
そこにも着物と浴衣の違いがあるといえますね!
さいごに振袖とは
着物の中で最も格式が高い礼服とされているのが振袖です。
袖の部分が長くて、とても華やかなデザインが多く、生地は着物と同様の素材で作られています。
現代では、成人式が主流ですよね!
実は振袖は、未婚の女性のみが身に着けることができるというルールがあるのです!
その理由のひとつに、江戸時代の踊り子が愛情を表す動作として振袖を振る、という行為を、当時の未婚女性たちの間で流行したため、未婚女性用の着物として定着していったことがあげられるそうです。
まとめ
着物とは、和服の総称のようなもので浴衣や振袖も着物の一種であることがわかりましたね!
見た目ではそんなに変わりのない和服たちですが、着る場や対象がそれぞれ違うので、それをしっかり守りながら日本の文化を感じてほしいです!
今のあなたにおすすめの記事