どちらも粘り気と引きのいい食べ物として知られています。
すあまは、あまりなじみがない方もいらっしゃるかも知れませんが、縁起物として重用されています。
今回は、もっちりとした食感の2つの食べ物の特徴について紹介していきたいと思います。
すあまともちの違いはどこにあるの?
見た目はそこそこ違っても、食べた時の食感はそれほど大差がありません。
それぞれの特徴を明らかにしていくことで、その違いについて理解していきたいと思います。
すあまの特徴は?
まず、原料や製造法について話していきます。
すあまは、上新粉にお湯を注いで、よくこねてから蒸し器にかけます。
蒸しあがったら砂糖を入れて、熱いうちにつきあげて巻きすを使い成形していきます。
ですから、蒲鉾のような見た目のでこぼことした表面に仕上がります。
ちなみに上新粉とは、水につけ精白したもち米をすり潰し、その液体を圧縮し、それを乾燥して作られます。
次に、見た目について説明していきたいと思います。
形は上で述べた蒲鉾のような形状のものから丸いものまで、地域差が見られます。
素材そのものの色を生かした白、食紅で着色したピンクは対で、縁起物として利用されています。
また、クチナシの実などを利用して黄色くしたものも見られます。
もちの特徴は?
1つ目は、材料と製法について紹介します。
日本では、うるち米(白ご飯として食べる米)ではなく、もち米を使って作られます。
もち米をよくといでから8時間以上は水につけておきます。
その後、水気をよく切り、蒸し布で包み蒸籠を使って蒸しあげます。
次に、蒸したもち米を杵と臼で米粒の形がなくなるまでつき、適当な大きさにもちを丸めていきます。
2つ目は、外見的な特徴について話していきます。
大きく分けて東日本と西日本で、成形の仕方に大きな違いが見られます。
前者では四角いもちが普通ですが、後者では丸いもちが広く知られています。
色はもちそのものの白色、食紅で色をつけたピンク色、ヨモギをすり潰して着色した緑色などが一般的です。
まとめ
すあまは、上新粉を原料に蒸し上げ、巻きすを使って成形して作られます。
もちは、もち米をもとにして蒸し、もち米の粒がなくなるまですり潰して、形作っていきます。
一般的な認知度は、すあまよりももちの方が高いことで知られていますが、いろんな形状がありますね。
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