普段生活をしていてもなじみの深い言葉である“ほしょう”。
同音異義語で保証と保障がありますが、しっかり使い分けをできていますか?
同じ漢字を使っていて同じ読み方なのに意味が違うだなんて、ややこしすぎますよね!
私も理解するまでに相当時間がかかりました(笑)
ということで、今回は保証と保障の違いを分かりやすくまとめました!
保証、保障とは
保証とは
“保証”というのは、あるものに対して責任を持っているという事になります。
たとえば、品質保証という言葉をよく耳にしますが、これは『この製品には問題がありません。しかし、万が一不具合があった場合は、保証期間内であれば責任をもって無料で修理、または交換しますよ』という事を表しています。
連帯保証人は、『何かあっても私が責任を請け負いますよ』ということです。
また、戻ってくる保証はない、というのは、『戻ってくると責任をもって断言することは出来ない』ということになるわけです。
要は、未来への“約束”であって、今なにかをするわけではないのです。
保障とは
“保障”というのは、この先障害が起こらないように今から何らかの措置を取ることを言います。
たとえば保険会社に加入するときに『○○保障』という言葉をよく見かけますよね。
これは、『いま加入することによってこの先もし何かがあった場合はあなたの生活を守りますよ』ということなのです。
何が違う?
保証と保障は読み方も字面も似ていますが、同じ“保”でも意味が違うのです。
・保証の“保”は、担保の事を言います。
担保とは、約束が実行されなかったとしてもこういうことが出来ますよ、というものです。
例えば最初の方でお話しした『品質保証』で言えば、この製品に問題はないことを約束し、仮に不具合があった場合(約束が破られた場合)は無償で交換しますよ、この“交換”こそが担保なわけです。
・保障の“保”は保護の事を言います。
保護とはそのまま、あなたを守ります、という意味です。
まとめ
今回は保証と保障の違いについてまとめましたが、分かったでしょうか?
保証は“何かあった時に責任を持つ”ということで、その時に何かをするわけではないということ、保障は“何かあった時、支障がないようにする”ということで、決めた時点から何かをする必要があります。
ちょっと難しいですが、参考になれば幸いです!
今のあなたにおすすめの記事