夕食はちゃんと食べたはずなのに、深夜になってから小腹が空くことがありませんか?

ちゃんとした料理を一品作るのは面倒くさい。

パパッと手軽に作れてお腹も味覚も満たしたい……そんな時にはオイルサーディンの缶詰などが役立ちますね。

パンに載せて食べても良し、缶を開けてチーズとマヨネーズを載せ、そのまま加熱し、上にパラパラと玉ねぎでも降りかければ絶品のおつまみになりますよ。

お皿も汚さず便利です。

さて、オイルサーディンと混同しがちなものに、アンチョビがあります。

オイルサーディンのペペロンチーノを作った際、オイルサーディンと間違えて大量のアンチョビを投入しようものなら……とんでもなくしょっぱくなります!

では次からは「オイルサーディン」と「アンチョビ」の違いを詳しく見ていきましょう。

オイルサーディン アンチョビ 違い

オイルサーディンとアンチョビの作り方や違いなど

「オイルサーディン」のサーディンとはイワシのことです。

「アンチョビ」とは、カタクチイワシに似た小魚のことです。

オイルサーディンとアンチョビに使われる食材はとても似通っています。

大小の差はあれど使用する魚はイワシですし、塩、油も双方とも使いますから、ほぼ同じと言っても差し支えないでしょう。

オイルサーディンについて

イワシの頭、内臓やうろこを取り、水洗いした後で塩水(10%程度)に数時間浸け込み、調味料を加えてオイルでぐつぐつ煮込むと「オイルサーディン」が出来上がります。

オイルで煮込むことで滅菌され、更に缶詰にすることで長期間の保存ができます。

国産品では、癖のない綿実油や紅花油、大豆油などが使われます。

海外製品では、イタリア産のエキストラバージンオリーブオイル100%使用の「オイルサーディン」もあります。

数ある「オイルサーディン」の中でも飛び抜けて美味しいと評判のキングオスカーブランドのオイルサーディン。

ノルウェーとスウェーデンを統一した王「キングオスカーⅡ世」の御墨付ブランドです。

王は自らの肖像画の商標使用を許可し、その素晴らしい味を認めたオイルサーディンは海外のみならず、国内でも大人気です。

オイルサーディンは、缶を開けたらすぐに美味しく食べることができます。

また、チーズやマヨネーズ、ネギなどを加えてアレンジしたり、パンに載せたり、パスタ、ピザの具材としても使えます。

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アンチョビについて

三枚におろして内臓を取って下処理した小さなイワシなどの魚を塩漬けし、冷暗所にて発酵させます。

その後、オイルを加えて缶詰にします。

オイルサーディンとは違い、アンチョビは、オイルを加えた後の加熱はしません。

塩分濃度が高いために発酵食となり、保存がきくのです。

缶詰やびん詰、ペースト状のチューブ製品もあります。

アンチョビはそのまま食べるにはあまりに塩辛く、もっぱら調味料としての役割(料理の旨味出し)に使われます。

カナッペやサラダの味付けなど。

また、イタリアの地方料理であるバーニャ・カウダのソースには、アンチョビが欠かせません。

オリーブオイルとアンチョビ、ニンニクを混ぜ合わせて作ったソースに野菜をどっぷりと浸して食べると病みつきになりそうな美味しさです。

「塩辛」…日本古来のアンチョビ的なもの?

塩辛は、魚介類の身や内臓などを熱を加えずに高濃度の食塩に入れ、塩漬けにした発酵食品です。

ご飯にのせて食べたりもしますが、調味料として使うことも多いです。

10%から20%程度の食塩に漬け込むことで滅菌処理を行わずに腐敗を防ぐことができるのです。

また、近年の減塩化嗜好を受け、保存性を強化するためにアルコールを加えたりという試みもみられます。

この塩辛、まさに和風アンチョビだと言えませんか?

ちなみに、イカの塩辛を目にした海外の方の感想はというと……

「すっごく強烈なアンチョビのようだ。とてもネバネバしてるね」

「納豆よりは良さそうに見えるけど……」

「ノルウェー人だけど、絶対にこれは食べないよ!」

「納豆は好きだけど、これから先、塩辛を食べるようなことは絶対ない」

まとめ

日本で最初に作られた缶詰は「オイルサーディン」だったそうですよ。

イワシにはDHAがたっぷりと含まれており、それを漬け込んでいる植物油は我々の健康に大いに役立つ不飽和脂肪酸(リノール酸、リノレン酸、オレイン酸)やビタミンEを豊富に含んでいます。

オイルサーディンやアンチョビを上手に活用すれば、栄養面でも万全ですね。

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