私達が住む社会は、車社会です。

特に地方に暮らす人からは、「車は、1人1台」と聞きます。

テレビでは、次々と新車のコマーシャルが流れ、街には、中古車を専門とするディーラーもたくさんあります。

そのために、街道は「軽油を燃料とする車」と「ガソリンを燃料とする車」が入り乱れ、日々渋滞するほどです。

同じ車なのに、どうして燃料に違いがあるのでしょう。

調べてみたいと思います。

私達の生活を便利にしている物のほとんどは、石油からできています。

調べてみると、始めに「原油」という物があって、それを精製することで色々な使い方に分かれていくそうですが、その中に「ガソリン」と「軽油」も含まれます。

「軽油」と「ガソリン」の違いについて説明していきましょう。

軽油 ガゾリン 違い

軽油について

調べてみると、2000(平成12)年代初め、ディーゼル車からの排気ガスの中に有害物質が含まれていることで、喘息や酸性雨などの原因の1つに上げられました。

そこで当時の都知事が、「ディーゼル車NO作戦」と題し、2003(平成15)年からディーゼル車を都内に入れない様にしました。

それを受けて、国も法改正によって「旧ディーゼル車を走らせることを禁止する=ディーゼル車の車検を取得させない」条例を作り、2005(平成17)年には、ディーゼル車の排気ガス規制を強くして、結局、ディーゼル車が、一時期見ることができなくなりました。

これを機に、メーカー側が「排気ガス問題」に対して最大の努力をし、ディーゼル車が復活し、現在の様にまた見ることができる様になりました。

今では、ガゾリン車と同じレベルまで基準をクリアしている様です。

特徴

  • ハイブリッド車と同レベルに上げられるエコカー
  • 加速が良い
  • ほとんどのトラックがディーゼル車
  • ガソリン車に勝るとも劣らないパワー
  • CO2がガソリン車よりも少ない
  • ガソリンと比べて料金が安い
  • 燃費が良い
  • 引火しにくい
  • 緑の色を付けている
  • 最大トルクはガソリン車よりも良い

※最大トルク:停止状態から最大スピードに上がるまでの時間

ディーゼル車の簡単な仕組み

ディーゼル車は、高温になるまで圧縮した空気を霧状にして軽油に吹き付けることで、自然に着火させる仕組みの様です。

ガソリン車には、点火に必要な「点火プラグ」というものがあります。

使い道

車の燃料として使われる「軽油」は、軽自動車にだけ使われる意味ではありません。

軽油は、ディーゼルエンジンに使われるので、「軽油=ディーゼル」と呼ばれます。

ほかには、船や飛行機、機関車(鉄道)やバイクなどにも使われています。

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ガソリンについて

車の燃料となるガソリンには、「レギュラーガソリン」と「ハイオク(高オクタン価ガソリン)ガソリン」の2種類があります。

ほかには、プラスティックの原料となる「ホワイトガソリン」、1号から5号まである「工業用ガソリン」、飛行機の燃料になる「航空用ガソリン」などです。

特徴

  • 沸点に幅がある(30℃~220℃)
  • 引火の可能性が高い
  • 発火の可能性が高い
  • 赤っぽい色を付けている
  • 最高出力は、ディーゼル車よりも良い

※最高出力:車の馬力を指し、車の速さ

ガソリン車の簡単な仕組み

ガソリン車は、点火プラグから出る火花を霧状のガソリンと空気を混ぜたもの(混合気)に飛ばして着火させる仕組みの様です。

ディーゼル車には、「点火プラグ」がありません。

使い道

工業用(クリーニング用洗剤、ベンジンなど)や航空用、バイク、プラスティックの原料など、幅広い分野で活用されている様です。

まとめ

調べた結果、「軽油」は、ディーゼルエンジンの燃料なので、「ディーゼル」といえば、「軽油」と浸透している様です。

軽油は、ガソリンと比べて、圧縮されるだけで自然発火しやすく、そのために、車の場合は、トルクが大きくて加速しやすいということ、沸点が180℃~350℃で引火点が50℃~60℃で灯油と同じぐらい安定しているので、家庭によくあるポリタンクで手軽に購入すること、価格も方が安いこと、自宅での保管ができることなど、違いがあることが分かりました。

一方、ガソリンは、約500℃で自然発火し引火しやすいので、この自然発火温度の違いからガソリンエンジンには軽油は使うことができないけれど、ディーゼル車の一部は、ガソリン仕様のディーゼル車があることも分かりました。

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