強力粉、薄力粉は共に小麦から作られる粉です。

グルテンと呼ばれるタンパク質の含有量によって強力粉、薄力粉に別れます。

ではどのように違うのか見て行きましょう。

その違いによって作る料理が違って来ます。

強力粉 薄力粉 違い

小麦には軟質小麦、硬質小麦の二種類あります

  • 強力粉

硬質小麦から作られます。

粒が荒くサラサラしていています。

グルテン含有量が多い為(11%~13%)、水を加えてこねると生地が早くまとまりやすく粘り気が強く、モチモチした食感と弾力性があります。

その食感、特性を生かす為に、パン、パスタ、ピザ、中華麺や餃子の皮の製造に用いられます。

  • 薄力粉

軟質小麦から作られます。

粒は細かくタンパク質含有量が少ない為(7%~9%)粘度は低いです。

その為、ケーキやお菓子、天ぷら、お好み焼きやたこ焼きなどの料理に使用されます。

小麦粉の特徴は、このグルテンの含有により粘り気が出ることです。

これは小麦独自のものでこのグルテンの特性を生かして、様々な料理が生まれて来ました。

天ぷらやお好み焼き、たこ焼きの生地は混ぜすぎると重い生地になります。

これらの料理はグルテンが出ないように、サッと混ぜるようにすると天ぷらはサクサクに上がりますし、お好み焼き、たこ焼きは軽い食感に仕上がります。

薄力粉は混ぜすぎず、グルテンを出さないようにするのが、これらの料理のポイントでしょう。

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まとめ

以上のように小麦の特性、強力粉、薄力粉の違いについて述べて来ました。

現代人に取って小麦粉は切っても切れないものですが、歴史を見て見ましょう。

古代より日本人は小麦を食していたようです。

小麦を重湯にして食べていたようです。

古代から代々受け継がれ、現代のように小麦粉料理が一般的に広まりました。

19世紀にはローラー式の製粉機も登場し、工場も大規模になって今のように上質の小麦粉を製粉出来るようになりました。

小麦の種類により、合う料理を生み出して来た先人たちには感謝しかありません。

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