老人の日って敬老の日の間違いじゃないの?と思う人もいると思います。
敬老の日は祝日なので知っている人も多いのですが、実は老人の日と呼ばれる日も存在しているのです。
今回はその老人の日と敬老の日の違いについてみてみようと思います。
老人の日と敬老の日の違いについて
老人の日は9月15日敬老の日は9月の第3月曜日と定められています。
もともと9月15日が敬老の日で祝日だったのですが、2001年の祝日法改正にともなうハッピーマンデー制度の実施により2003年に敬老の日は9月15日から9月の第3月曜日に日付が変更されました。
この日付を移すことに対して高齢者団体などから反発がありましたが祝日である敬老の日は変更され、現在では9月15日は老人の日とされています。
また、老人の日である9月15日から21日までの間を老人週間としています。
ちなみに老人の日・老人週間の意義は国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に務める意欲を促すため老人の日および老人週間を設けるとされています。
また、敬老の日の意義は多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し長寿を祝うとされています。
簡単に言えば、敬老の日はお祝いする日で老人の日は取り組みなどに対する啓発の日という意味合いになります。
敬老の日をお祝いするのは何歳から?
敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し長寿を祝う」と定められていますが、この老人とはいったい何歳からをいうのでしょう?
老人の日や老人週間を定めている老人福祉法によると老人は「65歳以上」と定められています。
また、世界保健機構の定義にも65歳以上を高齢者としていることからも65歳以上が老人にあたるようです。
しかし、こういった年齢による線引きは老人とくくられることに抵抗を感じる人もいると思います。
海外では孫が祖父母の長寿をお祝いする祖父母の日があるようです。
そこで孫から祖父母へとおめでとうとありがとうの気持ちを伝えてお祝いすることで抵抗なくお祝いすることができるのではないでしょうか。
まとめ
高齢社会が進む現在老人の日や老人週間が設けられている目的である、老人福祉への理解と関心を深めることと、高齢者自身が生活の向上に努める意欲を促すという2点の啓発の意義があります。
そして、敬老の日は高齢者を敬愛しい、長寿を祝う日なのでこの違いをしっかり広めて高齢になってもみんなが安心して暮らせる社会づくりに貢献していけるといいですね。
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