旅行の計画を立てた時、お宿はどこを予約しますか。

「民宿」ですか、「旅館」ですか。どんなことを思ってその施設を予約しますか。

そもそも違いが分かって予約していますか。

何だか、たくさん質問をしてしまって、ごめんなさい。

実は、私は両方に泊まったことがありますが、予約の時点では、余り深くは考えないでやっていました。

重視したのは、「場所」と「空き状況」だけです。

そういえば、「民宿」と「旅館」の違いとは、何でしょう。

「民宿」はアットホームで、私だけかも知れませんが、料金の規格があって、ない様な印象を受けています。

一方、旅館は、一つ一つのサービスに料金が決まっている印象です。

コレは、あくまでも「印象」であって、「正解」ではありません。

ほかにも印象とは違う「実際」があると思います。

「民宿」と「旅館」の違いについて調べてみましょう。

旅館 民宿

「民宿」について

・民宿の定義

「民宿(簡易宿所)」について、客室の全部の床面積がおおよそ畳20枚以上と「旅館業法」で決められています

※ただし、地域の産業を体験させるのであれば規格以下でも許可されます。(滞在型余暇活動)

・副業としての民宿

民宿を経営している人は、たいてい農業などの本業を持っていながら、副業として観光客に宿泊できる場所として、自宅を利用していることが多い様です。

・民宿の仕組み

客室は、和室と洋室の2種類あり、各部屋には、布団やベッドがある

泊まる場合は、2人以上から

※民宿によっては、1人から泊まれるところもある

風呂とトイレは、経営者一家と共同で使用

食事は、経営者一家と同じ食堂や食卓で食べる

※食事のあり、なしは、自由にできる(素泊まり可能)

・・・など

・民宿のメリット

アットホーム(経営者一家と一緒に過ごす時間が多い)

家庭料理の中に、その地域の食材や名産品を見ることができる可能性が高い

地域の興味深い話や昔話(言い伝えなど)を聞くことができる可能性が高い

宿泊料金が、手頃な場合が多い

・・・など

「旅館」について

・旅館の定義

「旅館」については、建てる時点からたくさんの決まりがあり、次の様に「旅館業法」で定めています。

主に和室の場合は、5部屋以上必要

一部屋の広さは7㎡(4畳余り)以上が必要

泊まる場合は、2人からで、食事は付ける

※1人客や素泊まりも許可

布団やベッドを置く

適した数のトイレや風呂などを設置する

・・・など

・旅館のメリット

チェックインとチェックアウトが決まっているので、時間に対しては自由にならないですが・・・

とにかく至れり尽くせりのおもてなし

※従業員が、荷物を部屋まで運んでくれ、頼めばたいていのことはやってくれる

露天風呂のある旅館が多い

夕食時間までゆっくりできる

※部屋食できる旅館もある

広い館内を浴衣で歩ける

・・・など

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まとめ

「民宿」と「旅館」の違いは、副業としてやっているか、本業としてやっているかで仕組みやサービスが違うことでした。

私達滞在する側の気持ち(どう過ごしたいか)でどちらの宿がより目的や希望に近いかなどで選ぶ必要があります。

例えば、その地域の雰囲気を味わいながら、のんびりしたいと思えば「民宿」を、至れり尽くせりで、贅沢を味わいたければ「旅館」を、予算を抑えたいけれど、自炊はできないと思えば、「民宿」を、「たまの休日を豪華に・・・」と考えるなら「旅館」をなどで、選ぶと良いでしょう。

「民宿」には民宿の良いところ、「旅館」には旅館の良いところがあります。

最近では、民宿と呼ぶには、民宿らしからぬ立派なものもある様ですが、基本は、違うものだと覚えておくのが良いのではないでしょうか。

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