観光地を訪れ情報誌で紹介された名所の岩を眺めたり、川を源流近くまで遡り自然の岩肌を堪能したりと、私たちと岩の存在はまったく無関係ではありません。
またコレクターの中には石を専門に収集している方もいらっしゃいます。
日本のみならず世界中に足を延ばし探しています。
私たちの生活の中でも小石など目にする機会はありますね。
では、「岩と石の違いって何?」と質問されたら皆さんはどう答えますか。
多くの方が「大きいのが岩で小さいのが石でしょう」なると思います。
すぐに浮かぶ答えとしては、大きさくらいですが、実際のところはどうでしょうか。
ここでは、岩と石の違いについてご紹介します。
二つのボーダーラインは曖昧?
岩と石の明確な違い、ボーダーラインは実際のところは曖昧です。
いくつかある定義上では、人の手で動かせないものが岩で、動かせるものが石とされています。
また、地盤について動かないものが岩で、動かせるものが石とされています。
なるほど確かにと思う反面、少々首をかしげたくなる思いもあります。
もう少しこの辺を掘り下げていきましょう。
大きさは関係ない?
先に人の手で動かせないものが岩、動かせるものが石としましたね。
しかしこれは動かす人によって岩と石が変わってしまうことになるのではないでしょうか。
大きくてもAさんは軽く動かせるのにBさんはまったく動かせないなどですね。
明確な違いとは言い難いでしょう。
付いている?付いていない?
大きさは関係なく、地盤について動かせないものが岩、離れて動かせるものが石。
これは先程よりは納得できます。
大小関係なく、人為的に手がくわえられてない状態で地盤について動かない。
この条件を満たしていれば岩と捉えて良いと思います。
(補足として、日本庭園に見られる人為的に動かないように処置したものも除きます。)
まとめ
ここまで、岩と石の違いについて紹介してきました。
定義はあるもものボーダーラインは曖昧なところが見受けられました。
明確さには欠けますが、岩と石の違いを挙げます。
岩は、あきらかに人の手では動かせない大きさを有し、人為的ではなく自然にある地盤に付いているものです。
石は、地盤から離れ、人の手で動かせるものとなります。
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