親は自分の子の事を思うあまり、つい感情的になって怒ってしまうものです。

子供がやがて大きくなり間違えた事をしない様にしっかり教える事は大事なことですが、つい感情的になり怒りをそのままぶつけて『怒る』と、悪い事は悪いとしっかり教える為に『叱る』とでは意味合いも受け取り方も変わってきます。

では怒ると叱るでは何が違うのでしょうか?

いまいちハッキリとした違いが分かりませんよね?

今回はその違いを紹介します。

怒り 叱る

怒ると叱るって何が違うのか?

怒ると叱るは一見、似たような言葉で同じ様な意味を持つ言葉に見えますが、厳密に言うと違う意味を持っています。

どっちも同じような意味じゃないかと思う人も多く居ると思いますが、意味の違いをしっかり理解しておきましょう。

怒るとは?

○不満や不快な事があり我慢出来ない気持ちを表す。腹をたてる。

○良くない言動を強く咎める。叱る。

など辞書にあります。

怒るという事は許されない事をされ感情的になり、相手に怒りをそのままぶつける事を言います

人間ですから嫌な事を何度も執拗にされるとイライラしてきますし、我慢の限界に達したらそのまま怒りを相手にぶつけてしまう事は誰もが一度はあると思います。

叱るとは?

○目下の者の言動や行動で良くない事を指摘し強く咎める。

叱るという事は自分より目下の者・格下の者の言葉遣いや行動で相応しくないと思った事を感情的にならずに冷静に注意をしてあげる事です

会社などで自分の部下に『おい、これやっといて』と言われる事は相応しくないですよね?

それを感情的にならずに冷静に注意をし教えてあげる事で相手の為にもなります。

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根本的な違いは?

怒る事と叱る事の根本的な違いは何か?

例えば、大事にしている車に落書きや傷を付けられて腹を立て感情を露骨に表し怒りをそのままぶつける事を『怒る』。

これに対して叱るとは感情をそのままぶつけるのではなく、大事にしている車に落書きや傷を付けた事に対して何故その車に落書きをしたのか?傷を付けたのか?どうしてそうしようと思ったのか?などを気付かせ教える事を言います。

大事にしているものを壊されたら誰でも怒ってしまいます。

それを感情的にぶつけたら怒る、それを何故したのか?など注意をしたら叱るとなります。

まとめ

人間ですから感情的になる事もあります。

それは人ならば誰でもある事だと思います。

子供に置き換えると自分の子供なら悪さをしたら怒りますが、人の子供だと同じ悪さをしても感情的に怒りませんよね?

人の子供だと何故そうしたのかと叱ります。

怒ると叱るの違いは気付かない所で自然に使い分けています。

これからは気を付けて使い分けてみましょう。

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