寒い冬のお茶請けとして喜ばれ、ワンコインで身も心も温かくなります。
テレビ番組などを見ていると、どう見ても同じ食べ物なのに呼び名が違っていることがあります。
では、上の2つの違いはどのようにして生まれたのでしょうか。
「大判焼き」と「今川焼き」について
直径10㎝前後の丸い食べ物で、冷めても電子レンジで温めれば美味しく食べられます。
どちらも同じような食べ物なのに、この差はどこから来たのかを調べていきたいと思います。
「大判焼き」ってどんな食べ物?
使われている材料はとてもシンプル、小麦粉、卵、砂糖を水で溶いて生地を作ります。
それを丸い金属製の型へ流し込んで、餡を載せます。
その上にさらに生地を注いで、反対側の型で焼いておいた生地を重ねて、太鼓のような形に焼き上げます。
中に入れる餡は、黒餡、白餡、チョコレートクリーム、カスタードクリームなどの種類があります。
なぜ大判焼きというのかについては、次の2つの説が知られています。
1つは、江戸時代の貨幣をモデルとしているからという説です。
もう1つは、今川焼きよりも大きかったからという説があります。
西日本、関東以外の地域で、この呼称は広く知られています。
西日本では「回転焼き」、関東では「今川焼き」という呼び方が一般的なようです。
「今川焼き」ってどんな食べ物?
実は、大判焼きと同じ食べ物を表していますので、その特徴については省略をします。
では、いったいどのような経緯を経てこのように呼ばれるようになったのでしょう。
それは、江戸時代の終わり頃のことです。
江戸の神田今川橋付近の店から、あるお菓子が売り出されました、それが今川焼きです。
売り始めた地名に由来していると言えます。
もともとは関西で売られていた同じようなお菓子が存在し、太鼓焼きと呼ばれていました。
江戸では今川焼きという名前で売り出したところ、売り上げが伸びたそうです。
それから、だんだんと関東周辺でこの名称が浸透していき、この名前がすっかり定着しました。
まとめ
「大判焼き」も「今川焼き」も同じお菓子を意味しています。
この差は、地域によって呼び名が異なることにあります。
「大判焼き」は西日本や関東以外の地域で、「今川焼き」は関東地方でその座を確立しています。
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