大きな買い物でクレジットカードを使い、一度に全額を支払えないときは分割払いかリボ払いのどちらかにしなければなりません。
よく耳にするこの二つの支払い方法、ちゃんと理解していなければ多大な損をすることになります。
二つの違いがどこにあるのか見て行きましょう。
分割払いは終わりが見えるが、リボ払いは見えにくい
分割払いとリボ払いは、代金を月々に支払う所は一緒ですが、その払う金額と回数、手数料に違いがあります。
例えば、10万円の買い物をしたとしましょう。
分割払いは回数、リボ払いは支払う金額が決められる
分割払いにすると、最初に支払い回数を決めることができます。
カード会社によって決められる回数は異なりますが、ここでは5回としてみます。
ということは、手数料を別に考えると、毎月2万円ずつになります。
リボ払いにすると、月毎に何円の支払いをするかが決められます。
例えで1万円ずつの支払いにしてみましょう。
すると、全額支払うのに10ヶ月かかることになります。
手数料に関する違い
二つの支払い方法でごっちゃになりやすいのが金利手数料との関わりです。
分割払いでは商品の価格に対して12%から15%、リボ払いでは支払う残高に対して15%から18%がおおよその相場です。
今ではインターネット上に分割払いとリボ払いのシミュレーションがあるので、そこで比べてみても良いでしょう。
カード会社によって少々差があるので、ここでの計算は控えておきます。
もう一つ、10万円の買い物をした直後にまた10万円の商品を購入したとしましょう。
分割払いで先程と同じく5回払いにするとします。
そうすると、翌月からは前回の分と払うことになるので月4万円を払わなければなりません。
手数料は前回の分と別にかかりますが、回数が減ると手数料も減ります。
回数が増えるともちろん手数料も増えます。
リボ払いでは変わらずに月1万円ずつの支払いになります。
手数料は前回の10万円に今回の10万円の分を足して計算されます。
そのため、金額が大きくなるにつれて月1万円の内訳の大半が手数料ということになり、支払いの終了が長引いてしまう場合があります。
ここで油断すると手数料だけでとんでもない額になることがあるのです。
まとめ
これらの他に、分割払いは回数などを一度決めると変更が難しいことが多く、リボ払いは月毎の金額の設定を変えることができるという特徴もあります。
しかし、これも会社によって設定が異なることがあるため、利用する場合は確認することをお勧めします。
リボ払いで後から一気に支払うことが可能になった場合は早い段階で設定金額を変更すると余計な手数料を払わずに済みます。
この回数なら払うことができると、しっかりとした計画を立てられるなら分割払いが良く、今どうしてもこの商品が欲しいけれどお金に余裕がないならリボ払いが良いでしょう。
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