学生時代、朝礼などで突然、気が遠くなって倒れた経験はありますか。

これを通称「貧血で倒れる(意味は違います)」といいますね。

これは、「失神」でしょうか「気絶」でしょうか。

時に、ドラマ(特に韓流)の中では、よく女性がショックにより倒れるシーンがありますし、昔の西洋貴族の女性も同じくです。

この場合は、「失神」でしょうか、「気絶」でしょうか。

「失神」と「気絶」の違いとは、いったい何なのでしょう。

「失神」と「気絶」は、見た通り字が違います。

字が違えば、意味も違うと思われます。

私が思うには、「失神」は、すぐに気が付きそうな、「気絶」は、失神よりも時間が長い様な印象です。

今回は、「失神」と「気絶」の違いについて、解説したいと思います。

失神 気絶

「失神」について

・失神とは

脳の血流が悪くなり倒れたとしても、意識を失ってから5分以内にはっきり元通りになります

失神寸前には、自分の体の自由が利かず、意識が遠のきます。

そのために一時的に崩れる様に倒れます。

失神は、一時的な発作の様です。

「気絶」について

・気絶とは

色々調べてみましたが、実は、「失神」も「気絶」も同じ意味の様です。

どちらも、「失神」のところで説明した通り、脳の血流が一時的に悪くなり、元の姿勢でいられなくなる、いわゆる「脱力」して、意識がなくなる「発作」ということでした。

2つの意味を調べてみましたが、「気絶」も「失神」と同じ様な意味でした

「気が遠くなって倒れる状態」を表わす言葉はたくさんある様で、医師や看護師の間では、この状態を「失神」で統一している様です。

ここからは、私も、「失神」で、統一していきたいと思います。

・失神の原因

失神の原因は、先にも書きましたが、キーワードは、「脳の血流が低下する=脳の血圧が急に下がる」です。

①「起立性低血圧」

一般的に「立ちくらみ→失神」という症状です。

これは、急に立ち上がったことで、お腹付近の血液が急に足に向かって流れるために、血圧も急に下がることでおこります。

・高血圧の治療を受けていて降圧剤を服用している人

・血圧がアルコールなどの影響を受けやすい人など

※軽いと「立ちくらみ」ですみますが、進むと「失神」をおこすそうです。

「神経調整性(反射性)失神」

自律神経が深く関係している失神で、3種類の失神をまとめての呼び名です。

直接命の危険にさらされるわけではありませんが、日常生活の中でおきれば支障がでますし、作業中や運転中におきれば、それは大変危険なことです。

・血管迷走神経失神

色々な原因で「交感神経」と「迷走神経」のアンバランスによりおこるそうです。

※特徴:失神前の動悸、吐き気、目の前真っ暗など

・頸動脈洞症候群

頸動脈の敏感が原因でおこるそうです。

※中高年に多い

・状況性失神

「交感神経」の活動と「迷走神経」の活動のアンバランスにより、人によって様々な日常の中の一つ(例えば、咳、排尿など)が原因で、急激に血圧が下がりおこります。

③心血管性(心原性)失神

心臓に病気があるとおこります。(例えば、不整脈、狭心症など)

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まとめ

「失神」と「気絶」について調べた結果、同じ様な意味で書かれていて、医師や看護師の間では、「失神」に統一されている様でした。

その「失神」の原因は様々で、誰でもおこる状態でした。

「失神」とは、長くても5分ほどで元通りになるもので、それ以上長く意識がない様な時は、違う病気を疑った方がよく、ぜひ、受診をお勧めします。

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