エスカルゴといえばフランスの高級食材ですが、かたつむりだと初めて知ったときは驚いたという方も多いのではないでしょうか。
日本にもかたつむりは多く生息していますが、エスカルゴとかたつむりの違いとは何でしょうか。
詳しくみていきましょう。
エスカルゴとかたつむりはどちらも同じ意味
エスカルゴはフランス語でかたつむりという意味を持ち、食用のかたつむりを使った料理のことを指します。
ヨーロッパやアメリカではかたつむり料理は浸透していますが、野生のかたつむりを使用しているわけではなく、食用として養殖されたかたつむりを使用しています。
エスカルゴは食用として飼育される
エスカルゴは野生のかたつむりと違って、寄生虫がつかないように衛生的な環境で管理され養殖されたかたつむりで、リンゴマイマイやアフリカマイマイという種が有名でヨーロッパやアメリカで主に養殖が行われています。
特にワインで有名なフランスのブルゴーニュ地方のブドウの葉で飼育したリンゴマイマイは最高に美味しいと言われています。
エスカルゴの調理方法は、茹でた後に殻から出して内臓を取り除きパセリやニンニク、バターといった調味料で味付けをしてまた殻に戻すという方法が一般的と言われており、スペインではパエリアの具材としても使用されています。
野生のカタツムリを食べるのは危険
エスカルゴが食べられるのだから、野生のかたつむりも食べることが出来るだろうという考えで、野生のかたつむりを食べるのは危険です。
野生のかたつむりには多くの寄生虫が存在しているため、どうしても野生のかたつむりを食べたいという場合はかたつむりを数日間絶食させ、体内の未消化の物質を体外に排出させる必要があります。
実際に海外で、生のかたつむりをそのまま食べると体調が良くなるという噂を信じ、女性が野生のかたつむりをそのまま食べ、かたつむりの寄生虫が脳に入り込み髄膜炎を発症したという事例があります。
そのためかたつむりを食べたいのであれば、衛生的な環境で飼育された養殖のエスカルゴを選ぶようにしましょう。
また、海外でエスカルゴ料理を注文するときは信用できる店で注文することも大切です。
まとめ
かたつむりとエスカルゴの違いは養殖として飼育されたかどうかということが分かりました。
野生のかたつむりには寄生虫が多く存在しているため、エスカルゴ料理を食べたいときは、信用できる店で注文するようにしましょう。
今のあなたにおすすめの記事