「ほら、ちゃんとお辞儀をして」と、子供の頃に言われた記憶はございませんか。
また「軽く会釈をして」も日常のワンシーンにありますね。
似ているように思えますが、この二つには明確な違いがあります。
今回は、お辞儀と会釈の違いについてご紹介します。
会釈はお辞儀に含まれる
相手に頭を下げるという行為は同じですが、お辞儀と会釈にはハッキリとした違いがあります。
お辞儀は、相手に頭を下げお礼や敬意を表す挨拶です。
これは、ご近所や勤め先など社会生活を送るうえで身につけるべき基本と呼べるでしょう。
お辞儀には、お礼の度合いにより頭を下げる角度が異なります。
これらは三段階に分かれ、「会釈」「敬礼」「最敬礼」で表されます。
つまり、会釈はお辞儀の中の一つです。
それでは、それぞれについて見ていきましょう。
お辞儀
お辞儀は「会釈」「敬礼」「最敬礼」の三つに分かれ、各々に意味が違います。
「会釈」は一般的な挨拶で、身近な方や外部の方とすれ違うときにする軽いお辞儀です。
頭を下げる角度は15度を目安に動かします。
「敬礼」は来訪者を迎えるとき、反対にこちらが訪問したときに自己紹介や感謝を伝えるときに用います。
敬礼は多様なシチュエーションに対応できるため、お辞儀の中で最も多く使われます。
このときの角度は30度が目安です。
最後に「最敬礼」ですが、これは強い感謝や敬意、深い謝罪などを示すときに用います。
角度の目安は45度から60度です。
会釈
お辞儀の中では一番軽いもので、身近な人や外部の方との挨拶や礼に使われます。
例えに「軽く会釈を」というのがありますが、これは相手によると心掛けましょう。
親しい関係なら問題ありませんが、面識があるとはいえビジネスシーンにおいては礼節を重んじます。
ちょっと頭を下げるのではなく、しっかりと目安の角度に頭を下げ挨拶をするべきでしょう。
まとめ
今回は、お辞儀と会釈の違いについて紹介しました。
お辞儀は、相手に頭を下げお礼や敬意を表す挨拶で、会釈はお辞儀の一つで軽い挨拶や礼に用いられます。
相手や状況によって、会釈では失礼な場合もあるため、他の「敬礼」や「最敬礼」の使い方も理解すべきでしょう。
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