日本語とは本当に難しいもので、同じ読み方なのに意味が違うものが複数存在しています。

《たいせい》という言葉も、発音は同じですが漢字や意味が全く異なってくるのです。

しかし、ちゃんと意味を理解して使い分けている人って意外と少ないのではないでしょうか。

『たいせい』を整える、この言葉はどの漢字に当てはまるか分かりますか?

ということで、今回は“体制”、“態勢”、“体勢”、“大勢”のそれぞれの意味や違いについてまとめました!

体制 態勢 体勢 大勢 違い

体制、態勢、体勢、大勢の意味

まずはそれぞれの意味を辞書で調べてみました!

  • 体制とは、あるまとまった働きをする社会の仕組み、長期的な組織の仕組みやシステムのことをいいます。
  • 態勢とは、身構え、何かに備えておくことをいいます。
  • 体勢とは、身体の構えや姿勢のことをいいます。
  • 大勢とは、物事や世の中の大まかな成り行きのことをいいます。

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体制、態勢、体勢、大勢の違いと使い分け

『たいせい』という言葉にはたくさんの意味があることが分かりましたね!

では、具体的にはどのように使うのでしょうか?

  • 体制は、『資本主義体制』、『反体制運動をする』、『経営の体制を立て直す』というように使います。
  • 態勢は、『出動態勢が整う』、『台風に備えて避難体制を整える』と使います。
  • 体勢は、『いきなり押されて体勢が崩れた』と使います。
  • 大勢は、『試合の前半で大勢が決まった』と使います。

では、最初にお話しした《たいせい》を整えるとはどの漢字で使うのでしょうか?

上記のことを見ていると、『態勢が整う』と使うように思えますが実はそれだけではありません。

体制を整えるは組織の在り方を見直し、効率化、合理化を図るという時に使えます。

『体勢を整える』は崩れた体勢を直すときに使います。

大勢を整える、これだけは使われないんですね!

また、24時間たいせいというのは、永続的に24時間のシフトを組むことは24時間体制、臨時だったり一時的なものは24時間態勢と使い分けます。

まとめ

今回は“体制”、“態勢”、“体勢”、“大勢”の違いについてまとめました!

社会の仕組みとして使うものを体制、備えることを態勢、姿勢のことを体勢、大まかな成り行きのことを大勢という事が分かりました!

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