日本人であれば誰でも一度はトリや大トリという言葉を耳にしたことがあると思います。

しかし、トリか大トリ、どちらかの説明は出来ても、どちらも説明するとなると自分自身混乱して分からなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は“トリ”と“大トリ”にはどのような違いがあるのか、どう使い分けるのかについてまとめました。

トリ 大トリ 違い

トリと大トリの意味

まずはそれぞれの意味を見ていきましょう!

トリとは、チームの中で最後に登場する人のことをいいます。

大トリとは全体の中で最後に登場する人のことをいいます。

“トリ”とは、元々は寄席で使っていた言葉でした。

寄席とは、笑点など落語や漫才、芸を見せるもののことをいいます。

寄席の興行収入は経営者側と出演者に分けられます。

一番最後に出る主任級の人が受け取って出演者に分配していたことから、『取り』と呼ばれるようになりました。

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トリと大トリの違いや特徴

大トリという言葉は寄席にはありません。

二組以上いる場合にしか使われないのです。

年末に行われるNHK紅白歌合戦を例にすると分かりやすいと思いますが、紅白歌合戦は先攻と後攻に分かれていますよね。

たとえば先攻が紅組、後攻が白組だったとします。

先攻の紅組の最後に歌う人がトリ、そして後攻の白組の最後に歌う人は、紅組と白組を合わせた全体の最後になるの大トリと区別されているのです。

2016年の紅白歌合戦で言うと、紅組の最後に歌った石川さゆりさんがトリ、白組の最後に歌った嵐が大トリということになります。

また、夏によく、何日か連続で音楽祭やフェスティバルが行われますよね。

毎日最後に歌う人はトリ、最終日の最後に歌う人が大トリ、ということになります。

まとめ

今回は、“トリ”と“大トリ”の違いについてまとめました!

トリとは元々寄席で使う言葉です。

寄席では興行収入を受け取る人、紅白歌合戦ではチームの最後に歌う人のことをいいます。

また、全体の最後に歌う人のことを大トリ、というように区別されています。

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