よく、〈おもいで〉という言葉を使う時に漢字ではどうやって書きますか?

思い出、想い出、二通りの書き方があります。

どちらかが間違っているわけではなさそうですが実際はどうなんでしょうか?

という事で今回は、“思い”と“想い”の違いや使い分けについてまとめました。

思い 想い 違い

思いと想いの特徴

“思い”というのは、頭の中で考えること、気持ち、願い、思考、心理のことをいいます。

常用漢字で、プラスのことに対してもマイナスのことに対しても使うことが出来ます。

想いとは

“想い”とは、懐かしむことや恋愛に対する気持ちを表すときに使うことが出来ます。

感想や感覚的なもので、プラスのイメージのことに対してだけ使う漢字です。

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なにが違う?

“想い”は“思い”から派生されたものです。

頭で考え思ったことをさらに心の底から“想い”ます。

ただし想いは常用漢字ではないので、新聞などでは“思い”を使うことになっています。

なので、使い分けの仕方が分からない場合は全て“思い”で書くと良いでしょう。

良い“おもいで”とあまり思い出すのが嫌な“おもいで”があるとします。

その場合、“思い出”と書けば間違いにはなりませんが、“嫌な想い出”とは書かないですよね。

このように、“想い”という漢字はマイナスな感情の時に使う事はないのです。

『私の思いはあなたに届いているでしょうか』

『私の想いはあなたに届いているでしょうか』

という二つの文章があったとします。

この場合、“想い”という漢字を使った方が強い気持ちが表れていますよね。

このように、状況や感情に合わせて使うことが出来るのが“想い”なのです。

“思い”を使っても間違いではありませんが、どちらがより気持ちが伝わるかと言ったら一目瞭然ですよね。

まとめ

今回は、“思い”と“想い”の違いについてまとめました。

思いという気持ちから派生したものが想いであることが分かりました!

思ったうえで想うことを、思想というふうにいいます。

“想い”を間違った場面で使うと変な感じになってしまうので、使う時には注意した方がよさそうですね!

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