日常生活の中に埋もれている言葉ほど、あまり深く意識して考えることはありません。
上の2つの言葉についても、ほとんどそういう機会はないに等しいです。
そこで今回は、その言葉がもつ特徴について調べていきたいと思います。
「ペンキ」と「塗装」の差は?
DIYを日常的にこなしている方には、とてもなじみの深い言葉だと思います。
どちらも何となく違いは分かるような気はしますが、その差に迫っていきます。
「ペンキ」って?
ペンキと聞いて思い浮かぶのは、犬小屋の壁を塗ったりする際に使う塗料です。
ペンキとは、オイルペイント(Oil Paint)と言って植物油などで薄めて使用するものを指します。
安くて扱いやすいですが、耐候性や乾きが遅いため現在ではあまり使われることがないそうです。
その代わりにSOPという合成樹脂調合ペイントが使われています。
アルキッド樹脂が使われているため、鉄製や木製のものの塗装に今でも利用されています。
ホームセンターなどでも見かけることができると思います。
現在の流れは、高価ですがウレタン樹脂やシリコン樹脂を使用したものに変わりつつあります。
「塗装」って?
建物の外側などを塗料でコーティングして、雨や風の影響を受けないようにするために行われます。
塗装を行う際には、塗料が使われますが、目的に応じてさまざまなものが使用されます。
サビを防ぐために厚い皮膜を作るもの、装飾用として発色、光沢ともに優れたもの、など豊富です。
利用目的に応じた使い分けや、塗料の重ね塗りが行われています。
こうすることで、一種類の塗料では出せない長持ちして丈夫な、美しい仕上がりになります。
塗料と皮膜の厚さを均一にすることは難しいため、前回とは垂直に塗布していくことで、ムラを抑えられます。
まとめ
一般的なイメージとは異なり、「ペンキ」とは、オイルペイントのことを意味しています。
「塗装」とは、建物の壁などを塗料でコーティングすることを意味しています。
ペンキが意味している範囲が意外と狭いことに驚いています。
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