文章を書く時、メールを打つ時などに時々悩むことがありませんか?
似たような漢字の違いに。
読み方は同じでも漢字が違うと意味も違うというパターンによく出くわします。
パソコンで入力していると変換する際に意味の違いを説明する便利な機能がついているので助かりますよね。
例えば『過小』と『過少』。
見た目の漢字はとても似ていますが、意味合いは少し違います。
今回はこの二つの漢字の違いを調べていきましょう。
過小と過少の違いとは?
どちらも読み方は「かしょう」ですよね。
この二つを分かりやすく大まかに比べると『過小』は小さすぎること。『過少』は少なすぎること。見た目の文字通りですね。
『過小』でよく耳にするのは「過小評価」。
物事に対して実際よりも低く見積もり評価することを表します。
また人に対する評価の際も用いられます。
例えばスポーツ観戦の時。
あの選手は大した働きはしないだろう、と思っていたのに結果的には大きな活躍を果たした。
これが過小評価です。
結果や確実な証明がなければ、過小であるのか相応であるのかの判断は難しいところですよね。
『過少』に関しては目に見えてわかる数字に対し、充分な水準に達していない場合に用いられます。
「過少申告」などが例ですね。
誰もが年に一度必ず行う税の確定申告。
この確定申告の際、実際よりも少ない金額で申告することを「過少申告」と表します。
簡単に言えば、数えられるものかどうか。の違いですよね。
数値として表すことが出来ないものに対し『過小』を使い、反対に数える事が出来る物に『過少』を使います。
ちなみに『過小』の対義語は『過大』、『過少』の対義語は『過多』『過剰』です。
どちらも併せて覚えておくと分かりやすいのではないでしょうか。
「小」に対し「大」、「少」に対し「多」です。
まとめ
つくづく日本語の表現って細かいな、と思わせる微妙な違い。
意味をまとめると確かに違いはありますが、漢字だけで見るとシュっと一本の線があるかどうかの違いです。
それでも社会人としては知っておかなければ恥をかく。
そういうことなのでしょうか。
今のあなたにおすすめの記事